50cm級本命をキープ

その後も数回のアタリは出たが、どれもゲストのようで食い込まない。小バリにすれば正体は分かるかもしれないが、おおよその予想はついているので手間を掛ける必要もないだろう。

午後9時を回り、そろそろ潮止まりかというころ、突然激しいドラグ音が響いた。これは本命だ。少しイトを送り込みながら急いでドラグを締め込む。やがてサオ先が絞り込まれたところで大アワセ。さすがに大物とは言い難いが、重量感は先ほどとは比較にならない。

三重の運河での夜ウナギ釣りで本命2匹 「ドバミミズ」エサにヒット
(画像=キープしたウナギ(提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)、『TSURINEWS』より引用)

慎重に寄せると姿を見せたのは中型のウナギ。長さは目測で50cm弱といったところだが、太さは十分にある。ようやくのキープサイズにホッと一息。6月にキャッチした58cmと65cmが冷凍してあるので、これで土用の丑の日も安泰だ。

魅惑の高級魚を手にしよう

その後も少し粘ってみたが、潮が緩んだのかアタリも途絶えたので午後9時半に終了とした。

ちなみに翌朝、生かしておいたウナギを見ると予想通りにハクを吐き出していた。次はこれをエサにしても面白いだろう。

ウナギは生息範囲が広く、実は意外にも身近な場所で狙える魚だ。釣期のピークは梅雨時だが、秋口までは十分に楽しめる。まさかと思うような場所でも楽しめる魅惑の超高級魚。みなさんもこの夏、自分だけのポイントを開拓してみてはいかがだろうか。

もちろん立ち入り禁止や釣り禁止のエリアのチェックはお忘れなく。

<週刊つりニュース中部版APC・浅井達志/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース中部版』2022年8月5日号に掲載された記事を再編集したものになります。

文・TSURINEWS編集部/提供元・TSURINEWS

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