7年前に会社をやめて、資産デザイン研究所を設立し、金融資産と実物資産の融合を目指し、一人で仕事を始めました。そんな新しいチャレンジを応援してくれる人もたくさんいました。しかし、中には手のひらを返したように離れていく金融業界の人たちも少なくなかったのです。

しかし、しばらくして会社が軌道に乗り始めると、またたくさんの人が自分の周りに集まってくるようになりました。

相手の窮地で「手の平を返す人」「静かに見守ってくれる人」
(画像=写真AC:編集部、『アゴラ 言論プラットフォーム』より 引用)

あるいは数年前に、仕事でトラブルがありました。アゴラ、BLOGOSといったメディアは、ブレない対応をしてくれ、今でもお付き合いが続いています。その一方で、とある「意識高い系メディア」は、スッと離れていきました。意識が高い割には、器が小さいなとガッカリしたものです。

本当の仲間とは、困っている時も、うまくいっているときも変わらない。そんな関係ではないでしょうか。うまくいかなくなったり、問題が起きた時、本当の仲間が誰なのかがわかると思っています。

最近、私の仲間が大きなトラブルに巻き込まれていることを知りました。

本人に責任があるのか、あるいは付き合う相手を間違えたのか。真相はわかりません。もし、本人に問題があるのなら、修正してまたやり直して欲しいと思います。

それよりも驚いたのは、そんなネガティブな情報を聞いて、真っ先に離れていってしまう仲間がいたことです。うまくいっているときはSNSで仲良く一緒に写真を掲載していたのが、問題があると、あっさりと削除して他人のフリ。なんとも情のない対応です。

もちろん過ちや失敗をしないに越したことはありません。しかし、そもそも人間は不完全な存在です。誰しも過ちを犯したり、失敗したりすることがあります。もちろん受け入れられる限度があることも理解しています。でも、何でも批判して切り捨てるだけではなく「赦す」ことも必要だと思います。

相手の窮地で「手の平を返す人」「静かに見守ってくれる人」
(画像=『アゴラ 言論プラットフォーム』より 引用)

それは、相手のためだけではなく、自分もためでもあるのです。

過ちを犯したり、失敗した仲間を切り捨てるのではなく、見守る器を持ちたいものです。少なくとも私は、できるだけそんなふうに自分の周りにいる人とのご縁を続けていこうと思います。

日本の教育に最も欠けているコンテンツが「マネー教育」ですが、それは若ければ若いほど効果的なのです。だから、そんな高校生や大学生にも役立つお金の話をいつかまたやってみたいと思っています。

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文・内藤 忍/提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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