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ジンズ、準社員・パートの最低時給を全国一律に 最大で30%以上昇給
(画像=眼鏡専門店「JINS」を展開するジンズは9月から、準社員(6カ月以内の有期雇用社員)とパート従業員の最低時給を改定し、全国一律とする。『DCSオンライン』より 引用)

眼鏡専門店「JINS」を展開するジンズは9月から、準社員(6カ月以内の有期雇用社員)とパート従業員の最低時給を改定し、全国一律とする。東京の時給水準に統一することから、昇給額が最も大きい地域では30%以上の昇給率となる。

同社によれば、眼鏡専門店で東京水準に最低時給を統一するのは初めてで、全国展開している小売業でもほとんど例がない。ジンズは47都道府県で467店舗(7月末時点)を展開しており、従業員数は3948人。そのうち準社員・パートは2050人となっている。

厚生労働省の最低賃金制度による2021年度の地域別最低賃金は820〜1041円で、かなりの地域差がある。厚労省は8月1日、10月以降の最低賃金を全国平均で31円上昇の961円とすることを発表したが、政府目標の1000円以上には届いていない。

ジンズの最低時給改定は9月勤務分からが対象で、10月支給分に反映される。

提供元・DCSオンライン

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