「彼は、自分の孫であるかのような眼差しで私を見ています。そしていま、彼は私のことをジュリアーノじいちゃんとして覚えてくれています」とエド・シーランとの関係をこう語るのは、彼が愛用している時計ブランド、ジュリアーノ・マッツオーリの創業者でありデザイナーのジュリアーノ氏自身だ。
エド・シーランといえば、世界中の音楽ファンを魅了し続けるトップ・アーティストのひとり。去る4月に行われた東京ドームと、京セラドーム大阪でのワールドツアー日本公演には計9万人が詰めかけるなど、日本にも多くのファンをもつ若きシンガー・ソングライターだ。
そんなエド・シーラン、実は時計も好きらしい。そして、現在愛用しているのがイタリア・フィレンツェに本拠を置く時計ブランド、ジュリアーノ・マッツオーリの“マノメトロ コンプレスト”なのである。
この“マノメトロ コンプレスト”という時計。特徴的なシリンダー型ケースに、リューズは2時位置という特徴的なスタイルだが、このデザインを見て何か思い浮かばないだろうか。実はこのデザインを手がけたジュリアーノ氏は元プロのテストドライバーで大のクルマ好き。つまりタイヤの空気圧を測る圧力計からインスピレーションを得て作ったものなのである。名前のマノメトロとは圧力計を意味するイタリア語だ。
そして、エド・シーランにこの“マノメトロ コンプレスト”をすすめたのが、なんと2000年公開の『グラディエーター』でアカデミー主演男優賞を受賞したハリウッドスターであり、ジュリアーノ氏の友人でもある“ラッセル・クロウ”だったというからさらに驚いた。
それにしても、時計が好きだというエド・シーラン。ほかにどんな時計を持っているのか。仕事柄、筆者の場合はそちらのほうも俄然気になってしまうのである。
文◎菊地吉正(編集部)/協力◎ノーブル・スタイリング
提供元・Watch LIFE NEWS
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