カンロの上期業績(12月期)は、グミの大幅伸長が寄与して増収増益、上期過去最高益となった。
グミを成長エンジンに据えた22~24年の中期経営施策が功を奏した。
グミの上期売上高は44・8%増を記録し、売上構成比も4割を超えるまでに拡大。アイテムでは「ピュレグミ」と「マロッシュ」が牽引役となった。

(画像=「ピュレグミ」(カンロ)、『食品新聞』より 引用)
「ピュレグミ」はTVCMなどの施策により上期50.4%増。「マロッシュ」は昨年6月に全国展開して主力ブランドに成長した。
利益は、広告投資や人材投資が増加したものの、生産増加に伴い売上原価率が1.4%改善したことで補い、初めて10億円を突破。上期としては過去最高益となった。
上期好調であるものの、9月以降の値上げなどにより、22年度通期業績予想は据え置き。売上高242億円、営業利益15億3千万円、経常利益15億9千万円、当期純利益10億8千万円としている。
なお、上期業績は、売上高23.3%増(120億6千400万円)、営業利益33.6%増(10億2千700万円)、経常利益33.3%増(10億7千500万円)となった。
提供元・食品新聞
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