広告ビジネスを強化!

③のZホールディングスとの連携では、BtoC事業「LOHACO」の収益事業化の実現するため、今期は広告ビジネスを強化する。21年6月にリニューアルした「LOHACO 本店」と「LOHACO PayPayモール店」両店の相乗効果を最大化し、LOHACO限定販促施策の継続や日用品ECに最適化されたUI/UXを展開することで売上高および収益性を改善していく。

④のプラットフォームについては、同社の強みである高速・高効率物流を進化させ、ロングテール商品の「明日来る」の実現をめざす。東日本フラッグシップセンターとなる「ASKUL東京DC」(東京都江戸川区)も2022年11月下旬に稼働を開始予定で、物流生産性の向上が見込まれる。

BtoBビジネスの新サービスについては、オフィス通販からのトランスフォーメーションに向けた新サービスの第1弾として、メーカー向け広告ビジネスの開始を予定している。また、ソフトバンクグループ各社との連携により「物販以外の領域へのサービス展開」として中小事業所向け新サービスについて検討を開始している。

これらの計画を実施することによって2023年5月期は利益水準を維持しながら成長カーブを変えることに注力し、売上高は対前期比6.3%増の4555 億円、営業利益は同1.3%増の145 億円、経常利益は同0.2%増の143億円、当期純利益は同2.1%増の 94 億円を見込み、さらなる飛躍をめざす。

提供元・DCSオンライン

【関連記事】
「デジタル化と小売業の未来」#17 小売とメーカーの境目がなくなる?10年後の小売業界未来予測
ユニクロがデジタル人材に最大年収10億円を払う理由と時代遅れのKPIが余剰在庫を量産する事実
1000店、2000億円達成!空白の都心マーケットでまいばすけっとが成功した理由とは
全85アカウントでスタッフが顧客と「1対1」でつながる 三越伊勢丹のSNS活用戦略とは
キーワードは“背徳感” ベーカリー部門でもヒットの予感「ルーサーバーガー」と「マヌルパン」