目利き

まずは食べやすいサイズを知っておきたい。いわゆる目利きだ。よく釣れるサイズは20~40cmで、時折50~60cmの大型も交じる。大型は骨が硬く、刺し身には不向き。しかし、以前紹介した「骨切りのあとに塩焼き」にして食べると、なかなかイケる。

今回紹介する「酢洗い」に適したサイズは、ずばり40cm以下のもの。20~30cmがベストだ。目利きとして、このサイズを覚えておこう。

持ち帰り方

持ち帰り方は至って簡単。釣れたヒラをハリから外し、ナイフなどを使って絞める。そのあとはクーラーに収納。潮氷にして持ち帰る。

下処理(最重要ポイント)

次に下処理で、ここが最も重要。まずは頭とワタを取り、腹の硬い部分を〝ざっくり〟切り落とす。写真のような形になればOK。

釣り人的「小骨対策」レシピ:ヒラの酢洗い 中型サイズまでがオススメ
(画像=頭とワタを取り腹側を切り落とす(提供:TSURINEWSライター松田正記),『TSURINEWS』より 引用)

3枚おろし

下処理を済ませたら、3枚におろす。大名おろしが簡単でラク。中骨や腹骨の処理はせずに、水洗いしてキッチンペーパーで水気を切る。これでサク取りは完成。

釣り人的「小骨対策」レシピ:ヒラの酢洗い 中型サイズまでがオススメ
(画像=3枚におろす(提供:TSURINEWSライター松田正記),『TSURINEWS』より 引用)

斜め切り

サクにしたヒラは、まな板にのせて斜め切りにする。3~4mm幅がちょうどいいが、5~6mm幅に切って〝のどごし〟を楽しむ人も少なくない。

釣り人的「小骨対策」レシピ:ヒラの酢洗い 中型サイズまでがオススメ
(画像=斜め切りにする(提供:TSURINEWSライター松田正記),『TSURINEWS』より 引用)

最後の工程

最後の工程は酢洗い。これもシンプルで簡単。斜め切りにしたものを軽く酢で洗うだけ。時間にして1分ほど。締まり過ぎないようにするのがポイントだ。あとは水気を取り、皿に盛ればできあがり。ワサビじょう油やショウガじょう油などでいただく。

余った分を保存

余った分は、酢に漬けたままの状態で冷蔵室内に放置。この際、軽く塩を振っておくと、一般的な酢漬けになる。これだと、かなり日持ちするものの、1~2日に一度の割合で酢を入れ替えたほうが、さらに日持ちする。

今回はヒラを紹介したが、小骨の多い魚なら、いろいろ応用できる。例えば大型のコノシロやサッパ。本州から北に多いニシンなども。

<松田正記/TSURINEWSライター>

提供元・TSURINEWS

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