道の概要
青森県鯵ヶ沢から秋田県能代にいたる国道101号を通称『大間越街道』と呼んでいる。昔から日本海側の重要な交通路として栄え、大間越しには関所跡がある。
海岸線をより近くに感じられる秋田から青森へのルートが断然お薦め。秋田県能代市を過ぎると交通量は減り、信号機も少なく快走路となる。他の絶景ルートに比べたらマイナーではあるが、左側に荒々しい海岸風景を見ながらのツーリングは、旅好きに是非とも走ってもらいたい道だ。
国道101号とほぼ並行して走る路線が五能線だ。道路、線路、海岸線が非常に近い距離なので、タイミングさえ合えば電車と並走ということもある。なお、この五能線を走っている「リゾートしらかみ」という列車があり、乗って楽しい列車をテーマに展望室、ボックス席、地酒等を販売しているカウンターが設けられている。ツーリングやドライブとはまた違った旅の楽しみ方をできるので、機会があったら乗ってみるのもいいだろう。
このルートの一番の見どころは日本海へ沈む夕暮れ時だ。信号で止まることがほぼないため、徐々に赤く染まる空と海を左に見ながら、バイクでのゆったりとしたクルージングは最高の時間だ。
約100kmにおよぶルートの途中には大間越、十二湖、白神山地、不老不死温泉、千畳敷きなど、周辺には味のある観光スポットが多数点在する。たっぷりと時間に余裕をもってみちのくの主要街道を満喫したい。
お薦めのシーズン
- 夏から秋がお薦め。