スルメイカとその新子のムギイカがほかのイカとちがう特徴の一つはおおきなイカワタを持っていることです。筆者はイカワタが大好物で自家製の塩辛にもしますが、今回は煮物を紹介します。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター宮崎逝之介)
釣り場での下処理
一般的に釣魚はクーラーボックスに氷や海水氷などで冷やして持ち帰りますが、ムギイカなどのイカ類は身に真水や氷がじかに触れるのはNGです。仮に魚と同じように氷や水に直接触れている状態で持ち帰ると、せっかく釣ったイカの鮮度が落ちて水っぽく締まりのない残念なクオリティになってしまい、せっかくのイカが台無しになってしまいます。

(画像=水や氷に触れるのはNG(提供:TSURINEWSライター宮崎逝之介)、『TSURINEWS』より引用)
ですので、釣ったイカは釣り具メーカーのイカ専用トレー市販のザルなどを使い、水気をよく切ってチャック付ポリ袋などを駆使して真水や氷にじかにイカの身がふれないよう工夫して持ち帰りましょう。

(画像=水気をよく切る(提供:TSURINEWSライター宮崎逝之介)、『TSURINEWS』より引用)
筆者は100均の網目のトレーを活用しております。また、自宅で捌くときもできるだけ水に触れる回数と時間を少なくするよう気をつけましょう。
自宅での下処理
ムギイカは皮つきのまま調理するためさほど難しい処理は必要ありません。
ムギイカの胴体をエンペラが付いていない面を包丁で縦に切れ目を入れます。イカの胴体を開き、つながっている下足とワタを胴体から取り外します。

(画像=胴体を開く(提供:TSURINEWSライター宮崎逝之介)、『TSURINEWS』より引用)
胴体に付いている軟骨を手で取り除きます。ワタはゲソからきれいに切り離します。イカワタについている黒い筋状のスミ袋を指で摘まんで取り除きます。イカの目と口は包丁でゲソから取り除きます。

(画像=きれいに洗う(提供:TSURINEWSライター宮崎逝之介)、『TSURINEWS』より引用)
エンペラは胴体に付いたままでかまいません。イカの胴体とゲソをきれいに水で洗いキッチンペーパーなどで水分を吸い取ります。