3.潮に乗せて釣る

スルメイカジギングの基本攻略法は、広範囲を素早く探ること。スルメイカは、集魚灯の光によって船の周りに集まるプランクトンや小エビなどを捕食するために集まる小魚を狙って、船の周りに寄ってきます。特に集魚灯の光が遮られる暗部に潜んで虎視眈々と小魚を狙いますので、船の周りの暗がりが1番のヒットゾーンになります。

釣り方は、ジグをキャストしてフォールさせてからシャクリ上げて釣ります。船の下を釣るより、海中に入るラインが斜めの方がよく釣れます。潮の流れ方にもよりますが、上手く潮にジグを乗せて釣るイメージが大切です。

ジグが垂直の状態より、より水平な姿勢の方がスルメイカ的には抱き付きやすいため、ジグを潮に乗せて、ラインを張らず緩めずで水平な状態をキープすることが効果的というわけです。このことから、比重の軽いアルミジグや鉄製ジグ、プラスチックと鉛のハイブリッドなどのジグがよく使われています。

そして、時間の経過とともに船下のシェードにもスルメイカが入り込むようになります。このスルメイカは、ハリ掛かりしたスルメイカにつられて付いてきたイカです。その日の釣りの中盤以降、狙い目のイカといえます。

時には水深10m程度まで浮き上がりますので、手返しよく釣ることができますがこのイカはジグで狙うよりイカメタルでの釣りがオススメです。

三陸の夏夜の風物詩「スルメイカ釣り」入門:ジギングゲームのコツ3選
(画像=船下はイカメタルで狙う(提供:TSURINEWSライター堀籠賢志),『TSURINEWS』より 引用)

<堀籠賢志/TSURINEWSライター>

提供元・TSURINEWS

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