みなさんこんにちは!礼文島シリーズ第二弾でございます。
前回は「日本最北の離島!礼文島って知ってる?」と題して、礼文島についてご紹介しました。
さて、今回は礼文島で大人気のトレッキングコース「桃岩展望台コース」を紹介します。
目次
1. 桃岩展望台コースって何?歩き方と魅力に迫る!
2. 桃岩展望台コースで高山植物を楽しもう
1. 桃岩展望台コースって何?歩き方と魅力に迫る!
桃岩展望台コースとは、礼文島にあるトレッキングコースの一つです。
季節に合わせてたくさんの高山植物をみることができ、景色も綺麗です。
礼文島のトレッキングコースの中でも比較的歩きやすいため、礼文島に初めて来た方からベテランの方まで、幅広い層に愛されているトレッキングコースです。
今回の記事では、実際にこのコースを歩きながら写真を撮影してきました。初めての方でもわかりやすいように、コースの地図や詳細も載せております。ぜひ最後まで読んでいただけると幸いです。
礼文島民は省略して「桃展」、「フラワーロード」、「桃知」などと呼んだりします。

位置としてはこの辺りです。フェリーターミナルのある香深から公共交通機関を使わずにトレッキングを開始することができます。

全体で7.1km。全て歩くと3時間40分程かかります。
ゴールの知床からフェリーターミナルまでは歩いて1時間程度。路線バスも走っています。

アップダウンはこのようになっております。登山ではないので高低差は比較的少ないです。
コース内は土の道です。手すりや柵、ロープなどで区切られています。基本的に一本道ですが、迷わないように一定の間隔で標識も設置してあります。
それでは実際に桃岩展望台コースを歩いて行きましょう。

出発は香深港のフェリーターミナルから。

礼文島に行く手段はフェリーしかないので、ここは文字通り礼文島の玄関口です。

フェリーターミナルの1階には観光案内所があります。
礼文島にきてわからないことがあれば、まずこちらにいくことをおすすめします。

フェリーターミナルを出て右に向かい、海沿いの道を歩きます。
離島ならではの街並みが広がっています。

「海鮮処かふか」というお店の横をまがり、


どんどん登っていきます。

すると左側にトンネルが見えてきました。
このトンネルを抜けてしまうと反対側の西海岸に抜けてしまうので、トンネルを通らずに直進します。

すると左側に入口が。こちらから入っていきます。

しばらく登ると、下の方に「桃岩登山口」というバス停が見えます。
その場所までバスで来ることもでき、その場合はこの場所までの道をショートカットすることが可能です。

そして、桃岩展望台に到着しました。

下を眺めてみると、香深のまちを見下ろせます。
手前にある赤い屋根の小屋はトイレとレンジャーハウスです。展望台から200mほど下った場所にあります。
少しここで休憩していくのも良いかもしれません。

桃岩見下の景色。奥に見えるのは猫岩と呼ばれる岩です。
展望台を越え、知床に向かって歩きます。

天気が良い日は、海に浮かぶ利尻島を見ながらトレッキングを楽しむことができます。

どこまでも続く、青い空と、青い海は圧巻です。


こちらは「キンバイの谷」と呼ばれています。
桃岩展望台からおおよそ1.5kmほど。1時間弱歩くと到着します。

途中にあるツバメ山からの景色。異国情緒を感じる風景が広がっています。
とっても景色が綺麗ですよね。個人的には礼文島で一番好きな場所です。
手前に見える赤い屋根の建物は桃岩荘というユースホステルです。

元地灯台まできました。
ここまでくると、後は一本道を下っていけば、ゴールの知床にたどり着きます。
フェリーターミナルから写真を撮りながらゆっくり歩いて、知床までたどり着くのに、合計で3時間半~4時間といったところでしょうか?
2. 桃岩展望台コースで高山植物を楽しもう
いかがでしたでしょうか?このコースでは、季節ごとにたくさんの植物をみることができます。

レブンキンバイソウは5~6月に見られ、主にキンバイの谷周辺でみられます。

画面右下のエゾカンゾウは7月のお花です。利尻富士と一緒に写ると映えますね。

7~8月頃の花、キタノコギリソウ。
葉がノコギリのようにギザギザしているため、この名前になったそうです。

同じく7~8月の花、ダイモンジソウ。
他にもたくさんの高山植物が咲き誇ります。
季節ごとに咲いている花が変わるので、訪れる時期によって違う景色が見られて面白いです。