年齢を重ねれば、体内でつくり出されるテストステロンの量は減少していく。これは自然の摂理でどうすることもできない。それでも、減少するスピードをできるだけ遅くしたり、テストステロン値を高めるための手段はあるのだ。

テストステロン値を下げてしまうような食物は存在するのだろうか。もしあるのだとすれば、そのような食物の摂取を最小限に抑えることも、テストステロン値を正常に維持する上で役立つはずだ。

要注意1: ジャンクフード

甘いお菓子や塩気のあるおやつが好きでよく食べるという人は注意したほうがいいだろう。それらの多くがジャンクフードに属するものであり、循環器系の機能を低下させる危険性がある。また、定期的にジャンクフードを食べている人はテストステロン値を下げることにもつながるので注意しよう。ホットドッグやバーガー、多くの加工肉はいずれもジャンクフードであり、習慣的に食べたり、大量に食べないようにしよう。

要注意2:ソーダ飲料

喉がカラカラに渇いたときに飲む炭酸清涼飲料水は実にうまいのだが、この種の飲料には恐ろしいほどの量の砂糖が含まれている。糖の過剰摂取はテストステロンの生成に悪影響を及ぼすことが知られているので、ソーダ飲料の飲み過ぎには注意しよう。特に、ウエイトトレーニングのときに欠かさずソーダ飲料を飲むという人は、テストステロン値の低下だけでなく、歯や骨を脆くしたり、体重増加(肥満)にもつながるので、できるだけ早期にその習慣を改善しよう。なお、テストステロン値が低下することも骨を脆くする原因になるので、糖分の多い飲料は骨粗しょう症を招く危険性があることも覚えておこう。

要注意3: チーズ

まさかチーズが!?と思うかもしれないが、チーズの原料を考えたら納得がいくはずだ。チーズは牛乳からつくられる。そして牛乳は牛から搾乳されたものだ。もしその牛の飼育過程で成長ホルモンが投与されていたとしたらどうだろうか。実際、このことはすでに広く知られていることだ。牛の生育をできるだけ早める目的で多くの牛が成長ホルモンを投与されている。このような牛から搾乳された牛乳でつくられたチーズは、私たちの体の中でさまざまなホルモンに影響しないとも限らないのである。チーズは高タンパク質食であり健康にもいいと言われているが、チーズを含む乳製品は食べすぎないようにしたほうが賢明であると言わざるを得ない。

要注意4:アルコール類

ビールの原料となるホップにはエストロゲン様の作用があることが知られており、ビール好きの男性はテストステロン値が低くなっている可能性がある。ビールに限らず、たいていのアルコールはテストステロンの生成や分泌を抑制する働きがあるので、禁酒をしないまでも飲みすぎには気をつけたほうがいいだろう。少なくともビールに関しては注意したほうがいい。また、大量の糖を含む飲料も最小限にすること。

要注意5: 大豆

健康志向の人たちにとって、大豆は健康食品のひとつとして認識されてきた。しかし、大豆は男女ともに性ホルモンのレベルにマイナスの作用を与えることが分かってきたので、健康的だという理由で大豆をたくさん食べてきた人たちは注意が必要である。特にテストステロン値を下げたくないという男性は、大豆や大豆を原料にした食品の摂取を最小限にとどめることを心がけよう。

文:NATHANE JACKSON, CPT 翻訳:ゴンズプロダクション

提供元・FITNESS LOVE

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