美ら海水族館、国際通り、首里城...沖縄にはたくさんの観光名所があります。綺麗すぎる海と常夏の風に魅了されリピーターが多いのも沖縄の特徴。安くて行きやすい沖縄県、ビーチも観光名所も一通り行きつくしてしまったなあと思っている方も多いのではないのでしょうか。本日はそんな方々に向けて、那覇から1時間以内で行ける「南城(なんじょう)市」をご案内します。世界遺産やビーチで有名な南城市ですが、今回は筆者が実際に訪れてハマった鋭角な観光スポットや1番おすすめしたいカフェレストランについてもご紹介します。
自然のパワーみなぎる世界遺産「斎場御嶽」

斎場御嶽(せいふぁうたき)は、「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の1部として2000年に世界遺産に登録されました。御嶽(うたき)とは、南西諸島に広く分布している聖地の総称です。なかでも斎場御嶽は、沖縄の元となる琉球王国の創世神アマミキヨが作ったと琉球王国最高の聖地だと言われています。斎場御嶽には6つのイビ(神域)があり、それらのイビには現在もお祈りに来る方々がいます。斎場御嶽内はうっそうとした自然の一方で、歩道が整備されているため歩きやすい靴であれば難なく見学することができます。見学の際には公式のガイドさんと一緒に回ることをおすすめ。斎場御嶽にまつわる歴史や信仰、伝説など興味深い話をたくさん聞くことができ、斎場御嶽をより堪能することができます。また、斎場御嶽は祈りの場ですのでいくつかの決まり事もありますので、少し事前リサーチをしていきましょう。

神の島・久高島を遠望できる斎場御嶽。神聖な中には当たり前の生命や当たり前の森が存在しています。日常と非日常の狭間にある斎場御嶽。沖縄独特の湿気や鳥の鳴き声の隙間から感じられる密度の高い信仰の空気体感してください。
斎場御嶽
■住所:〒901-1511沖縄県南城市知念字久手堅地内
■電話番号:098-949-1899
■ウェブサイト:http://okinawa-nanjo.jp/sefa/
■チケット代金:大人300円/子ども150円 (チケット販売は南城市地域物産館内)

海に向かって飛んでいくような絶景「ニライカナイ橋」

南城市知念の国道331号線を走っていくと見えてくる「ニライカナイ橋」。ニライカナイ橋の頂上付近にあるトンネルの上には展望台が設置されており、海と空、大きくカーブをしたニライカナイ橋の全景をみることができます。このニライカナイ橋について、地元の人は「ここは知念(南城)を紹介するときには必ず来るのよ、みんな絶対喜んでくれるから」と誇らしそうに話していました。私のおすすめビューはトンネル側から下っていく際に見えるニライカナイ橋からの景色です。時間は午後がおすすめ。午前中は海面が太陽の光を反射してしまい、ベストの景色ではありません。太陽を背にして綺麗に海の中まで見える午後を狙ってください。

ニライカナイとは、沖縄地方で海のかなたや海底にあると信じられる理想郷のこと。透き通った海の底に見えるサンゴ群、広大な空、車の窓から入ってくる常夏の風、左に大きく曲がるカーブから見える景色はまさにニライカナイ。海に向かって飛んでいるような、海の上を走っているような錯覚に陥ります。橋の走行中は駐停車することは出来ないので、ぜひ安全運転で絶景を楽しんでください。
ニライカナイ橋
■住所:沖縄県南城市知念字知念
