郵便局では、書き損じはがきや切手は1枚5円の手数料を支払うことで、新しいはがきや額面の異なる切手に交換してもらえるのはご存じだろう。その郵便局の交換手数料の一部が、2023年4月から実に42年ぶりに値上げされることになった。いったいどのように変更されるのだろうか?

交換手数料の値上げは1回100枚以上が対象に!

2022年7月15日、日本郵便は書き損じはがきや切手などを交換する手数料の一部を、2023年4月1日から値上げすると発表した。これは実に42年ぶりの値上げとなる。

そもそも、書き損じたはがきや上手く印刷できなかった年賀状、消費税率変更などで額面が合わなくなった切手などは、郵便局に持って行き、1枚5円の手数料を支払うと新しいがきや異なる額面の切手に交換してもらえるのはご存じだろう。

たとえば、大量に余った年賀はがきなどは1枚5円の手数料を支払い、その差額分で普通はがきや切手、レターパックなどに交換してもらうことができる。もし、交換したい切手やはがきの金額が足りないときは、不足分を現金で支払うことも可能となっている。

日本郵便、書き損じのはがきや切手の交換手数料を42年ぶりに値上げ!
(画像=筆者も、印刷ミスした年賀はがきはそのまま捨てるのはもったいないので、郵便局の窓口に行って84円切手や通常はがきに交換してもらっている、『オトナライフ』より 引用)

今回の交換手数料値上げでは、普通切手や通常はがきが1枚5円→10円に、往復はがきや航空書簡などは1枚10円→20円に、レターパックなどの特定封筒は1枚42円→60円に値上げされる。

ただし、これは1回に100枚以上交換する場合のみが対象。郵便局に大量の切手やはがきを持ち込まれると、数えたり計算する手間が増えるため、手数料を引き上げることにしたという。

もちろん、100枚未満であれば今まで通りの料金で済むので、個人にはあまり影響がないと思われる。

■切手やはがき類等の交換手数料(1回100枚以上)

種類 改定前の手数料 改定後の手数料
普通切手 5円/枚 10円/枚
通常はがき
往復はがき 10円/枚 20円/枚
郵便書簡
航空書簡
特定封筒 42円/枚 60円/枚
10円未満の郵便切手や郵便はがき 合計額の半額 10円/枚

※特定封筒とはレターパックやスマートレター封筒等のこと
※2023年4月1日より適用される

2023年4月以降に、1回で100枚以上のはがきや切手の交換をお願いすると、交換手数料が大幅に高くなる。もちろん、100枚未満の場合は従来のままなので安心してほしい(表は日本郵便の公式サイトを元に編集部で作成)

実は交換手数料を取られない場合もある!?

1回で100枚以上のはがきや切手を交換する場合、2023年4月以降は、交換手数料が大幅に値上げされることなった。とはいえ、個人が100枚以上持ち込むことはほとんどないので、あまり気にする必要はないだろう。

ちなみに、年賀はがきについては近親者に不幸があって利用できなくなった場合のみ、郵便局では手数料無料で通常はがきや切手に交換することができる。

しかも、この制度は今回の手数料値上げの対象になっていないため、上記のような正当な理由があれば、年賀状を100枚以上持ち込んでも無料で交換してもらえる。

日本郵便、書き損じのはがきや切手の交換手数料を42年ぶりに値上げ!
(画像=年賀状を買ったあとに近親者に不幸があった場合は、その旨を伝えることで、手数料無料で通常はがきや切手に交換することができる(画像は himawariin「写真AC」より引用)、『オトナライフ』より 引用)

文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ

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