突然ですがみなさんは「夏」といえば何を思い浮かべますか?
まぶしく煌めく太陽。鳴り響く蝉の鳴き声。夏祭りに打ち上げ花火。夏といえば魅力あふれるイベントや、美味しい食べ物などたくさんありますよね。「夏が一番好き!」という方も多いのではないでしょうか?
子供の頃は日焼けや気温など気にせずに太陽のもとを走り回っていたのに、大人になると、「なるべく暑いところにはいきたくないなあ」というのが正直なところ。
スーツの下から滲み出る汗。できればクーラーの効いた部屋でゴロゴロしていたい。というのが正直なところではないでしょうか?

「今年の夏は、できれば涼しいところに行きたいなあ」
と、そんなあなたへ。今回は、都会の喧騒から逃れ、なおかつ避暑地としても最適な日本最北の離島、礼文島についてご紹介いたします。
申し遅れました。私、礼文島観光協会の久光と申します。本州で20年近く過ごしたのちに、北海道札幌市で6年過ごし、現在は礼文島で生活しています。
僕の記事を初めて読んだよという方や、礼文島ってなに?どこにあるの?という方は、これまでに書いた記事で触れているので、こちらをご覧ください。
目次
1. 夏は天然のクーラー!日本最北の離島、礼文島の気候について。
2. 都会の喧騒から離れて、礼文島の大自然に癒されませんか?
1. 夏は天然のクーラー!日本最北の離島、礼文島の気候について。
まずは礼文島の気候についてご説明します。
年ごとに気候は異なりますし、必ずしもこの通りというわけでありませんが、観光シーズン中の日中平均気温は大体このようになっております。

近年では関東圏において、日中最高気温が35℃を超える日は珍しくないそうですが、礼文島では30℃を超える日はほとんどなく、そればかりか8月の夏真っ盛りの時でも、20℃を下回る日もあります。
まさに島全体が天然のクーラーのような気候になっています。
僕の話ですが、2019年の夏は、半そでを着て過ごした日は数えるほどしかありませんでした。乾燥した気候なので、ジメジメとした蒸し暑さもなく、快適に過ごせます。
関東~関西圏の方でしたら、春先や秋の服装のイメージに近いかと思います。僕は仕事上、たくさんの観光客の方とお会いしていますが、本州から来た方のほとんどが、「思っていたよりも涼しかった」と話していたことが印象的でした。
【夏の礼文島に行くときの持ち物チェックリスト】
- 夏服
- 長袖のシャツやパーカーなど羽織れるもの
- ウィンドブレーカー(風が強い日もあります)
- タオルやハンカチ
- 日焼け止め(太陽は出ているので普通に日焼けはします)
【さらに、トレッキング予定のある人はこれらもあると便利です】
- 長袖長ズボンの歩きやすい服装
- 帽子(風に飛ばされにくいもの)
- 水筒
- 手袋
- 歩きやすい靴
- 着替え
登山ではなくトレッキングなので、登山靴やストックなどが必ずしも必要でなく(もちろん装備があるにこしたことはありませんが)、比較的気軽にトライできることも、礼文島のトレッキングの魅力です。
2. 都会の喧騒から離れて、礼文島の大自然に癒されませんか?

礼文島では、離島ならではの、のどかな空気が漂っています。
日々の忙しさを忘れて、ゆっくりとした時間の中でお過ごしいただけます。

礼文島で獲れた美味しい海産物を食べてみませんか?
北海道の北の海で育った海産物は、新鮮でとても美味しいです。

香深港の風景。毎年たくさんの人々をフェリーが運んでくれます。
船の中で過ごす時間も、離島に行く醍醐味の一つですよね。


礼文島の大自然の中を歩く、トレッキングコース。離島ならではの美しい自然をお楽しみください。
「ここは本当に日本なのか?」と思うほどの景色が広がっています。
礼文島の風景は、どちらかというと北欧圏の景色に近いみたいです。
以前北欧から来た方が、「ヨーロッパの景色みたい」と話していたことが印象的でした。
ヨーロッパは行ったことがないので、いつか訪れてみたいですね。
礼文島は周囲を海で囲まれて、町の灯りも少ないので、夕日スポットや星空スポットもたくさんあります。

日没になると、水平線に沈む夕日を眺めることができます。

夜になると、手を伸ばせば届きそうなほど美しい星空が広がっています。
毎日仕事で忙しくしていると、なかなか時間に余裕が持てないのが実際のところですよね。
そうした日々の忙しさから離れて、ゆっくりした時間の中でのんびりと過ごしたい方には、礼文島はおすすめかと思います。


夏らしいイベントもあります。毎年8月に行われるふるさと祭りの様子です。

ふるさと祭りでは、夜になると花火もあがります。