ペニンシュラキッチンとはキッチン本体が片側だけ壁についている対面式キッチンのことです。オープンスタイルなので解放的な空間に仕上がり、料理やお皿洗いなどをしながら家族とコミュニケーションをとれるのが特徴です。今回は、ペニンシュラキッチンの特徴と選び方、メリット・デメリットを解説していきます。

目次
ペニンシュラキッチンってどんなもの?特徴を紹介!
ペニンシュラキッチンを選ぶメリットとは?

ペニンシュラキッチンってどんなもの?特徴を紹介!

ペニンシュラキッチンとは?特徴や選び方を解説!
(画像=『工具男子』より引用)

ここからは、ペニンシュラキッチンの特徴について詳しく解説していきます。新築やリフォームなどで採用するキッチンを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

特徴①壁ありの対面キッチン

ペニンシュラキッチンとは?特徴や選び方を解説!
(画像=『工具男子』より引用)

「ペニンシュラ(peninsula)」とは、英語で「半島」を意味します。キッチン本体のどちらか片側のみ壁に接しているペニンシュラキッチンが半島をイメージさせることが由来となっています。

オープンタイプキッチンで比較されることの多いアイランドキッチンはキッチン本体の両サイドに通路がありますが、ペニンシュラキッチンは通路が片方だけにあるので、限られたスペースにキッチンを配置したい場合に適していると言えるでしょう。

特徴②キッチンのタイプはオープン・セミオープンの2種類

ペニンシュラキッチンは、オープンタイプ・セミオープンタイプというふたつの選択肢があります。それぞれの特徴を見ていきましょう。

【オープンタイプ】

キッチン本体がリビングダイニング側から全て見えるので、開放的な印象をもたらしてくれます。片側からだけでなく、両側からも洗い物や調理ができる便利さも選ばれている理由のひとつです。複数人でキッチンを使いたい場合におすすめと言えるでしょう。

【セミオープンタイプ】

キッチン本体に低めの壁を設置したものがセミオープンタイプです。スッキリとした見た目は減ってしまうものの、手元が片付いていなくても生活感が見えにくくなるのがメリットです。また、吊戸棚を取り入れて収納量を増やすというケースもあります。

特徴③ペニンシュラキッチンの値段の相場は?

ペニンシュラキッチンとは?特徴や選び方を解説!
(画像=『工具男子』より引用)

ペニンシュラキッチンを設置する場合の費用総額は、約90万~190万円が相場です。この費用には、キッチン本体価格と設置工事費用が含まれます。

「キッチンの本体価格」には希望オプション費用、配送料なども含まれ、「設置工事費用」には仮設工事費と付帯工事費、撤去費用などが含まれます。

ペニンシュラキッチンを選ぶメリットとは?

ペニンシュラキッチンとは?特徴や選び方を解説!
(画像=『工具男子』より引用)

これから新築住宅を建てる方や、キッチンのリフォームを考えている場合、ペニンシュラキッチンの特徴や使い勝手が気になることでしょう。まずは、メリットとして挙げられる特徴からご紹介していきます。

メリット①設置スペースを選びやすい

両サイドに通路を設けるアイランドキッチンに対してペニンシュラキッチンは片側だけに通路を設置すれば良いので、LDKの幅が狭い家でも設置しやすいのがメリットです。

それと同様にペニンシュラキッチンはレンジフードを壁側につけられるので、レンジフードの選択肢も多くなります。限られたスペースを活かしつつ、開放感のある空間にしたい方におすすめと言えるでしょう。

メリット②家族と会話しやすい

ペニンシュラキッチンとは?特徴や選び方を解説!
(画像=『工具男子』より引用)

キッチンに立つ人がリビングやダイニングにいる人と対面するため、コミュニケーションが取りやすいメリットがあります。

お皿洗いや調理をしている時でも家族と会話を楽しみながら作業を進めることができ、無理なくお子様や高齢者、ペットなどを見守ることができます。来客が多いご家庭やホームパーティーをすることが多い方にも適しています。

メリット③おしゃれで解放感がある

ペニンシュラキッチンは周囲を壁で囲まれている独立タイプのキッチンと比べると開放感があり、空間を広々とした印象にしてくれます。

また、ペニンシュラキッチンには目線を遮ぎる壁がないので、キッチン背面のインテリアも目に入りやすいです。そのため、インテリアにこだわりがある方に適していると言えるでしょう。LDKの雰囲気を統一したい場合にもおすすめです。