道の概要
津軽半島を眼下に見下ろす青森県の日本百名山『岩木山』(1625m)。津軽富士とも称され津軽半島の独立峰として昔から人々に親しまれてきた。『津軽岩木スカイライン』は、その岩木山を南側から8合目まで登っていく道路だ。
登りはじめてしばらくすると69のつづら折りが待ち構える。日本で似たような道路をあげるなら、富士山須走五合目に向うふじあざみラインくらい。しかし背丈の高い森林が無い分、高所感はこちらの方が上だ。ここは上空からドローン撮影した写真を見ると、同じようなリズムで道が幾度も折り返しているのを確認できる。実際に走るとヘアピンカーブの連続にいささか食傷気味となるかもしれないが、密生するブナの原生林を上るにつれて視界が広がっていく様に、その不満も走り進むうちにいつしか消えていることだろう。
スカイライン側(南側)の景色もそれなりにいいが、やはりここは、8合目(1247m)からのリフトに乗って9合目へ行き、さらに30~40分の岩場登山で山頂にいくのがベスト。岩木山の北側に広がる津軽半島の海岸線はまさしく絶景だ。
結構高い通行料金なので、眺望の望める快晴の時に行きたい。なかでも空気の澄む秋が一番のお薦めだ。
岩木山の周回道路(県道30号・3号)は、リンゴ畑や桜並木を走る快走路だが、鯵ヶ沢街道からスカイライン入り口までの県道3号区間はヘアピンカーブの続くテクニカルな道となっている。
お薦めのシーズン
- 快晴の夏や秋の日。季節より天気優先!