ファミリーマートは19日、フローズンドリンク「フラッペ」でウェスティンホテル東京とコラボレーションした新商品を発売してメインターゲットである30‐50代のプチ贅沢需要を開拓していく。
「フラッペ」の最も売れる時間帯は午後2‐3時。自分へのご褒美として買われる傾向にあり好調に推移していることから、プチ贅沢を代表する新商品を投入してその勢いを加速させる。
開発を手掛ける商品本部FF・スイーツ部カフェ・スチーマーグループの岩井翔太郎氏はプチ贅沢の実現に向けて、複数の有名ホテルでMR(マーケティングリサーチ)を実施。
その中で岩井氏が「今まで食べたことのない味わいで非常に感動した」とうなるのがウェスティンホテル東京のデザートブッフェやパフェの味。
「(今まで食べたことのない味わいで感じた)この幸せを全国のファミマで届けたい」との思いからウェスティンホテル東京でエグゼクティブペストリーシェフ・鈴木一夫氏に協力を依頼。試行錯誤を経て「ウェスティンホテル東京監修」を冠にした「豊潤なマンゴーフラッペ」(税込350円)と「魅惑のピーチフラッペ」(同)の2品が開発された。
監修した鈴木シェフは「特にこだわったのが『フラッペ』でこれまでにないくらいのフレッシュ感を出していくこと。原料の調達ではファミリーマートさまに結構わがままを言ってしまい最終的に実現できた」と胸を張る。
2品とも複数素材のマリアージュが楽しめるのが特徴で「最初に混ぜすぎず、味わいのマリアージュを楽しんでいただきたい」(鈴木シェフ)という。
「豊潤なマンゴーフラッペ」はマンゴー・パッションフルーツ・チョコの3種、「魅惑のピーチフラッペ」はピーチ・ラズベリー・ライチゼリーの3種がそれぞれ織りなし、ともに「最後まで飽きを感じさせない仕立てになっている」。
提供元・食品新聞
【関連記事】
・活性化するベーコン市場 パスタ人気が一役 料理利用で
・「クノール」軸に下半期で勝負 提案力高めながら商品価値を提供 味の素執行役員 神谷歩氏
・コーヒー飲料 PETボトルVSボトル缶 各ブランドで容器戦略の違い鮮明に
・ビール類 夏行事激減で打撃も新ジャンル好調維持
・納豆 底堅い“生活密着品” 健康&巣ごもりで再び浮上