日本フランチャイズチェーン協会が発表した主要コンビニエンスストア7社の6月の売上高は、既存店ベースで前年同月比3.8%増だった。梅雨が短く、平均気温が高かったことなどから客数が増加、既存店売上高は4カ月連続で前年実績を上回った。
商品では、おにぎり、調理パン、冷やし麺、揚げ物、ソフトドリンクなどが好調に推移した。客数は1.3%増で2カ月連続のプラスとなった。客単価は2.4%増で13カ月連続のプラスだった。
商品部門別の既存店売上高は、弁当・総菜をはじめとする日配食品が1.5%増、冷凍食品や菓子などの加工食品が0.8%増、日用品やたばこなどの非食品が6.7%増だった。売上構成比は5%程度と低いものの、チケットなどのサービスが17.3%増と大きく伸びた。
大手3社の既存店売上高は、セブン-イレブン・ジャパンが2.9%増で4カ月連続のプラス、ファミペイの大型キャンペーンで客数が増加したファミリーマートが5.2%増で10カ月連続のプラス、ローソン(単体)は2.0%増で4カ月連続のプラスだった。
提供元・DCSオンライン
【関連記事】
・「デジタル化と小売業の未来」#17 小売とメーカーの境目がなくなる?10年後の小売業界未来予測
・ユニクロがデジタル人材に最大年収10億円を払う理由と時代遅れのKPIが余剰在庫を量産する事実
・1000店、2000億円達成!空白の都心マーケットでまいばすけっとが成功した理由とは
・全85アカウントでスタッフが顧客と「1対1」でつながる 三越伊勢丹のSNS活用戦略とは
・キーワードは“背徳感” ベーカリー部門でもヒットの予感「ルーサーバーガー」と「マヌルパン」