7月3日に開催されたマッスルゲート熊本メンズフィジークマスターズ172cm超級で優勝したのは大西崇仁選手。コロナ禍に入ったことをきっかけに、2年前からトレーニングを始め、53歳とは思えない筋肉質な身体をつくりあげた。ここではバキバキの身体を実現する要因のひとつとなった減量食など、大西選手の身体作りについて教えてもらった。
取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:中島康介
大西崇仁選手
──いつからトレーニングを始めましたか?
「2020年4月からです。コロナ禍に入り行動制限になったことと、50歳を過ぎたことをきっかけにもう一度かっこいい身体を作ろうと始めました」
──現在のトレーニングメニューを教えてください。
「トレーニングは週6~7日です。肩、胸、背中の三分割で回しています。脚と腕、体幹は状況に応じて行っています。50歳を過ぎてからの本格的なトレーニングのため、重量よりは、一つひとつ丁寧に行うことを意識しています。また、ケガをしないように重量設定をコンディションによって決めています」
──トレーニングをしていて良かったことは何ですか?
「体型が良くなったので若く見られますし、家族が喜んでいます。また、トレーニング自体が生きる源になっているように感じます」
──仕事とトレーニングの両立で工夫していることを教えてください。
「仕事は大学教員です。空いている時間帯に積極的にトレーニングを行うようにしています」
──栄養面でこだわっていることは何ですか?
「タンパク質の摂取量はバルク期も減量期も同じ量を摂取しています。減量期は、タンパク質の摂取量を維持しながら摂取カロリーを炭水化物で調整しています。基本的に減量期に入ると3食ほぼ同じ食事内容で2~3カ月続けます。身体の状態に応じて炭水化物の量だけを調整しています。サプリメントは、マルチビタミンとプロテインを摂取しています」
卵白6個分のオムレツ(約220g)
鶏ムネ肉150g(たまに牛肉か豚肉のヒレ肉150g)
冷凍ホウレンソウ100g(たまにインゲンかブロッコリー100g)
白米100~300g
※その他にトレーニング中と就寝前にプロテイン50g
──次の目標を教えてください。
「JBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)主催のオールジャパン選手権マスターズ50歳超級でTOP12に残ること。そして、いつまでもかっこいい身体を維持することです。今大会では、ポージングであったりバルクであったり、課題は沢山ありました。一つひとつクリアしていき、かっこいい身体を追求していきます」
──最後にこれから大会を目指す方へのアドバイスをお願いします。
「自分で決めた目標は生きていくための力になります。また、大会出場は仲間もできますし、すごく楽しいです」