すかいらーくホールディングス(HD)は7月のメニュー改定に伴って、グループのファミリーレストラン「ガスト」「バーミヤン」「しゃぶ葉」「ジョナサン」「ステーキガスト」で全商品の約5割を平均で約5%値上げする。

 ガストとバーミヤンについては、地域別価格を導入する。都市型店舗では、その他の地域に比べて値上げ率を高くする。たとえば、ガストでは首都圏の1都3県および愛知、静岡、大阪、兵庫、京都の各府県の785店舗を都市型とし、その他地域の538店舗より価格を上げる。

 しゃぶ葉では7月14日から、バーミヤンとステーキガストでは7月21日から価格を改定した。ガストとジョナサンは28日から価格改定を実施する。

 ガストでは、現行549円(税込)の「トマトソーススパゲティ」が、都市型で560円、その他地域で550円となる。都市型は約7割の商品を平均で約6%、その他地域では約6割の商品を平均約3%値上げする。

 ジョナサンは、1209円の「タスマニア島ビーフ100%ハンバーグ 和風ビネガーソース」を1264円に、934円の「若鶏のグリル 和風てりやきソース」を989円に値上げするなど、約3割の商品について平均で約5%引き上げる。

提供元・DCSオンライン

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