テクニカルなゲームを楽しむ
船長によれば、日によって浅いタナに集中することもあるようで、こればかりは当日になってみないと分からない。ボトム付近から探り、誘い、掛けるというテクニカルな日だった。
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途中、魚にイカを横取りされたり、風向きが変わったかと思ったら、急に潮の流れる方向が変わって濁りが入り、アタリが一時遠のくなどの変化があった。このように、イカメタルではひと晩にさまざまな事件が発生する。これを解決しながら正解を探すのもこの釣りの楽しみだ。
アジングは40cm級交じりの連発
潮の向きが変わってからは、釣友の石原氏はアジングに切り替え、尺を余裕で超えるギガアジを連発していた。ほぼ入れ食いで体高のある40cm級も交じった。同船のイカメタルコースは、イカメタル中にアジングをするのもOK。それぞれの釣りに枝スの数など、レギュレーションはあるが、楽しめる釣りに自由度を持たせ「夜遊び便」と名付けている。
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メタルジグとワームで探ってみたが、この日はワームの方が反応が良かったようだ。私は最後までイカメタルにこだわり、最終的にマイカ10匹とスルメイカ20匹ほどの釣果となった。釣期は始まったばかりでスルメイカが多いが、これも日によってまちまちとのこと。これからマイカが増えることを期待したい。
<週刊つりニュース中部版 丸岡しょうへい/TSURINEWS編>
▼この釣り船について
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この記事は『週刊つりニュース中部版』2022年7月8日号に掲載された記事を再編集したものになります。
提供元・TSURINEWS
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