バラさない、リリースしない

アジングをやっていて何で群れにプレッシャーがかかるかというと、魚のバラシだ。ちょこっとアタって掛けきれないくらいならいいが、ある程度やりとりしてバラしてしまう乗せバラシは最悪で、露骨にアジがスレる。リリースも同様にスレる。群れの中に何か「ここは危険だ」とでもいうような交感があるのだろう。

バラさない、簡単にリリースしない、これを肝銘すれば、長いこと釣れる。

ちょっとマニアックな『アジング』の話:回遊する群れは足止めできる?
(画像=確実に獲りきって離れた場所に放す(提供:TSURINEWSライター井上海生),『TSURINEWS』より 引用)

自分が動くのが効率的

途中でも述べたが、アジが抜けたと思ったら、移動した方がいい。アジの足を止めるのでなく、自分が動く、という考え方を優先しよう。ひとつの釣り場に固執しない。半径3km以内に2つ3つくらい釣り場を持っていれば、移動時間のロスを差っぴいても、ランガンした方が効率的に釣れる。

たとえば夕マヅメは潮通しのいい場所で釣る。暗くなったら常夜灯下に移る。そこで満潮潮止まりし、反応しなくなったら次はリバーアジングで、下げ潮で出ていくアジを釣る。そういうアクティブなスタイルだ。アジの足を止めようなんて、釣り人の怠けであり、愚かもしれない。

<井上海生/TSURINEWSライター>

提供元・TSURINEWS

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