長谷部誠がPKキッカー断念?EL決勝の舞台裏を特集「鎌田大地が監督に…」
(画像=鎌田大地(写真左)と長谷部誠(写真右) 写真:Getty Images,『Football Tribe Japan』より 引用)

 アイントラハト・フランクフルト所属の元日本代表MF長谷部誠(38)は、2021/22シーズンのUEFAヨーロッパリーグ(EL)決勝で日本代表MF鎌田大地(25)にかわってPKキッカーを務める可能性があったようだ。20日、ドイツのテレビ番組『Hessenschau』が伝えている。

 フランクフルトは日本代表MF鎌田大地(25)の活躍もあり、EL準々決勝でバルセロナ相手に2試合合計4-3で準決勝へ駒を進めると、準決勝では2試合合計3-1でウェストハム・ユナイテッドを撃破していた。

 そして5月18日開催の決勝では、スコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド1部)の強豪レンジャーズと対戦。1-1で延長後半を終えてPK戦に突入すると、フランクフルトは鎌田大地を含む5人のキッカー全員がPKを成功。フランクフルトはPKスコア5-4で勝利し、ELのタイトルを獲得。長谷部誠は58分からピッチに立ち、優勝に大きく貢献していた。

 『Hessenschau』は、EL決勝レンジャーズ戦のPKキッカーに関するエピソードを紹介。「オリバー・グラスナー監督はPK戦の前に、誰がキッカーを務めたいか決めるか聞いて回った。ハセベは『もちろん蹴りたいです』と答えていた」

 「しばらくしてグラスナー監督は、彼とカマダのところに戻ってきて『ふたりのうち、どちらかがPKを蹴るように』と言った。この時、カマダが『蹴りたい』と言ったので、ハセベは6人目のキッカーになることを断念していた」

 「だが、ハセベがPKを蹴る必要はなかった。5人目のラファエル・ボレがPKを成功させて、勝負を決めたからだ。その前にはカマダもPKを決めていた」と、グラスナー監督と鎌田大地、長谷部誠のやり取りを明らかにしている。

 フランクフルトは2021/22シーズンのEL優勝により、2022/23シーズンはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージに参戦する。これについて長谷部誠は「僕にとって一番大事なのは、チャンピオンズリーグに再び出場することです。『アイントラハトの選手として、もう一度CLでプレーすることが夢だ』とここ数年間何度も言ってきました」

 「その夢が今、叶おうとしていますし、本当に幸せですね」とコメントを残している。フランクフルトの精神的支柱である同選手に、CLでの好パフォーマンス発揮が期待される。

提供元・Football Tribe Japan

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