サバ料理に革命も

アニサキスはサバやタラ、イカなどを生食した場合に中毒事故が起きやすいです。そのため、これらはいずれも生食で美味しい魚ながら、やむを得ず加熱調理を行ったり、生食する場合は細かく切る、飾り包丁を入れるといった処理が必要となってきました。

瞬間的超巨大電流でアニサキスを殺虫する技術が開発 魚介生食派に朗報
(画像=サバの生食も当たり前に?(提供:茸本朗)、『TSURINEWS』より引用)

また、鮮魚店では万が一を懸念し、これらの刺身や寿司の提供を見送るところも多くあります。しかし、アニサキスが確実に殺虫できるようになることで、これらの魚も安全に生食料理を提供できるようになるでしょう。

とくにサバは生食では魚類中屈指の美味ながら、アニサキスのためにとくに東日本で生食が敬遠されてきました。しかし今後は、福岡名物の「胡麻さば」など、サバの生食料理も全国でブームになるかもしれません。

<脇本 哲朗/サカナ研究所>

提供元・TSURINEWS

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