ファミリーカーして人気の高い3列シート車であるノア&ヴォクシーは2022年1月に4代目モデルへとフルモデルチェンジを果たしました。

ファミリーカーとして使われることが中心のミニバンであるだけに、シートレイアウトなども気になるところですが、しっかりチェックしておきたいのが荷室(トランクスペース)の使い勝手。

そこでここからは新型ノア&ヴォクシーの荷室の使い勝手をチェックしていきましょう。なお、ノアとヴォクシーは兄弟車であるため、荷室の寸法などは同一サイズとなりますので、ここからはノアとヴォクシー共通のものとしてご紹介していきます。

目次
バックドア側から荷室をチェック!
サードシートの収納方法が簡単に!

バックドア側から荷室をチェック!

トヨタ 新型ノア&ヴォクシーの荷室(トランク)の使い勝手をチェック【プロ徹底解説】
(画像=『CarMe』より引用)

荷室にアクセスするために最も使用頻度が高いバックドア。実はここにも新型ノア&ヴォクシーには新たな機能が用意されています。

それが挟み込み防止機能・停止位置メモリー機能・パワーバックドアスイッチ付の「パワーバックドア」と「フリーストップバックドア」の2種類。

前者のパワーバックドアは、電動でバックドアを開閉することができるもので、この機能だけを見れば既存のトヨタ車にも設定されていた機能ですが、その開閉スイッチを車両側面両側に配置したのがトヨタ初となります。

スイッチがスライドドアレールの後端に設けられたことにより、車両の横に立った状態でパワーバックドアの操作をすることが可能となったため、後ずさりすることなくドア開度を確認しながら任意の位置で安全に停止させることができるようになり、利便性が格段に向上しているのです。

そしてもうひとつの「フリーストップバックドア」はパワーバックドア非装着車に設定されるもので、バックドアの開閉は手動操作となりますが、任意の位置で保持することでバックドアを途中の位置で保持できるというもの。

一度バックドアを保持させると閉める側にしか動かなくなるため、クルマの後ろ側にスペースがない状態でも片手でバックドアを抑えることなく荷室へのアクセスができるようになるという優れもの装備となっています。

なお、パワーバックドアは「S-Z」と「Z」に設定されている「快適利便パッケージ(high)」に含まれる装備のひとつで、セットオプションを選択しないと装着されません。

トヨタ 新型ノア&ヴォクシーの荷室(トランク)の使い勝手をチェック【プロ徹底解説】
(画像=『CarMe』より引用)

続いて荷室ですが、ノア&ヴォクシーは3列目シートに前後スライド機構が備わらないため、3列目シートを使用した状態での荷室長は270mm程度。ただ荷室幅はクラストップレベルの1,100mmとなっているので、日常の買い物などで不便を感じることはなさそうです。

また、荷室下には「スーパーラゲージボックス」と名付けられた104Lもの大容量を誇る床下収納も備わっているので、背の高い荷物なども載せることが可能となっています(ただしスペアタイヤを選択すると、このスペースにスペアタイヤが備わる)。

そしてバックドアはかなり低い位置から開き、開口部の地面からの高さは500mm(4WDは535mm)と低床であるため、重い荷物も少し持ち上げるだけで積み込むことができる点も利点と言えるでしょう。

サードシートの収納方法が簡単に!

トヨタ 新型ノア&ヴォクシーの荷室(トランク)の使い勝手をチェック【プロ徹底解説】
(画像=『CarMe』より引用)

より広い荷室が必要となった場合はサードシートを格納することで荷室を拡大することができます。

格納方法は先代と同じく左右に跳ね上げる方式ですが、ロック解除レバーを操作した後、ストラップを固定する必要があった先代に対し、新型では跳ね上げた状態でカチっと固定されるまで側面に押し上げるだけOKとなり、慣れれば片手だけでの操作が可能となっています。

7人乗りと8人乗りで荷室スペースが異なる!?

トヨタ 新型ノア&ヴォクシーの荷室(トランク)の使い勝手をチェック【プロ徹底解説】
(画像=『CarMe』より引用)

3列目シートのアレンジは全グレードで共通となりますが、見落としがちなのがセカンドシートのアレンジ方法の違いです。

7人乗りは左右が独立したキャプテンシート、8人乗りでは3人掛けのベンチシート(6:4分割式)となりますが、ベンチシートは座面をチップアップさせることができるため、前方へ大きくスライドすることが可能となっており、セカンドシートをもっとも前までスライドさせた状態では8人乗りの方が広いスペースを採ることができるのです。

一方、7人乗りでは745mmというスーパーロングスライドが可能なため(8人乗りは705mm)、セカンドシートを後端までスライドさせることで、スライドドアからアクセス可能な荷室スペースという使い方もできるので、乗車定員だけでなく、自身が購入後にどのようにスペースを活用したいかをイメージすることもグレード選びに大切な要件と言えるかもしれませんね。

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文・小鮒 康一/提供元・CarMe

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