火星の地下を調査する探査機たち

“火星生命発見”のために、地球で「火星にそっくりな砂漠」を調査する理由
(画像=2021年に火星着陸予定の探査機「パーセヴェランス」。 / Credit:NASA/JPL-Caltech、『ナゾロジー』より引用)

火星地表下の粘土層を調査できる火星探査機は、今後数年以内に複数稼働する予定になっています。

すでにNASAは火星探査機「パーセヴェランス(英: Perseverance、『忍耐』を意味する単語)」を打ち上げていて、2021年2月に火星着陸予定になっています。

欧州宇宙機関(ESA)もロシアと共同で火星探査機「ロザリンド・フランクリン(英: Rosalind Franklin、DNA構造の解明に貢献した英国の科学者が由来)」を2023年に火星へ着陸させる予定で、ミッションを進めています。

これらの調査には、今回の研究で示された新たな情報が役立つだろうと研究チームは語っています。

火星初期の正確な環境条件はほとんどわかっていません。しかし、アタカマの非常に過酷な表面環境でも、わずか30センチメートルの地下に微生物の多くが保護されて生息している事実が示されました。

火星の歴史の最初の10億年間は、このアタカマに見られる状況と同様の条件で生命の存在がサポートされた可能性はかなり高いだろうと研究者たちは考えています。

いよいよ、宇宙に生命を発見するときが近づいているのかもしれません。


参考文献

Cornell University


提供元・ナゾロジー

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