A.ランゲ&ゾーネの1815 ファミリーに、ラトラパント・クロノグラフを搭載したモデルが仲間入りした。
 この“ラトラパント”とは、またの名を“スプリットセコンド”とも言い、重なり合う計時用の2本の針で二つの経過時間を計ることができるクロノグラフの上位機構だ。A.ランゲ&ゾーネは、この分野においてひと際存在感を放つブランドであり、2004年には精密時計製造の歴史上初のダブルラトラパント仕様で、中間タイムの計測時間枠を一般的な60秒から30分に拡大したダブルスプリットを、さらに18年には計測時間枠を12時間へと飛躍的に拡大させたトリプルスプリットを発表している。またこのほかにも過去発表されたラトラパントモデルは、永久カレンダーなどとセットとなった大作が多いのだが、今回発表した“1815 ラトラパント”は、純粋なラトラパント機構に特化したモデルとなる。
 ラトラパント機構に特化したモデルは、工房設立175周年を記念して2020年に発表されたアニバーサリー エディション以来であり、新たにシルバー無垢の文字盤とプラチナケースが採用されたものだ。

【2022年新作時計】A.ランゲ&ゾーネ|1815ファミリーに新たなラトラパントモデルが仲間入り!
(画像=■Ref.425.025。Pt(41.2mm径/12.6mm厚)。日常生活防水。手巻き(Cal.L101.2)。世界限定・ブティック限定200本。時価,『Watch LIFE NEWS』より 引用)
【2022年新作時計】A.ランゲ&ゾーネ|1815ファミリーに新たなラトラパントモデルが仲間入り!
(画像=2020年に発表されたアニバーサリー エディションの1815ラトラパント・ハニーゴールド”F.A.ランゲへのオマージュ”,『Watch LIFE NEWS』より 引用)

 複雑時計を得意とするA.ランゲ&ゾーネとしてはかなり機能を絞り込んだモデルだが、そのぶん気品を漂わせながらも、機能美が際立った表情となっている。またサファイアクリスタルのシースルーバックから見える手巻きのCal.L101.2の造形美も圧巻である。ラトラパント・クロノグラフ機構を搭載するキャリバーとして7個目となるこのムーヴメントは、構造的に優れているだけでなく、ハンドエングレービング入りのテンプ受けを採用するなど、伝統の要素と現代の時計師の技能が融合して生み出された“総合芸術作品”と呼べる仕上がりだ。

【2022年新作時計】A.ランゲ&ゾーネ|1815ファミリーに新たなラトラパントモデルが仲間入り!
(画像=『Watch LIFE NEWS』より 引用)

【問い合わせ先】A.ランゲ&ゾーネ TEL.0120-23-1845

文◎堀内大輔(編集部)

提供元・Watch LIFE NEWS

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