眼鏡専門店「JINS」を展開するジンズホールディングス(HD)は7月13日、2022年8月期の連結営業利益が前期比25.6%減の37億円になりそうだと発表した。従来は42.1%増の71億円を予想していたが、一転減益となる。

 3月にまん延防止等重点措置が解除されたものの、売上の回復が想定より遅れていることが要因。売上高予想は4.7%増の669億円と従来予想から42億円引き下げた。純利益は31億円下振れし、71.9%減の9億円となる見通しだ。米国での構造改革費用などを特別損失として計上することが響く。

 1株当たり37円を見込んでいた期末配当は無配とする。年間配当は17円で、前期に比べて28円減る。

 同日発表した2021年9月〜22年5月期の連結業績は、売上高が前年同期比4.6%増の499億円、営業利益が30.9%減の27億円、純利益は62.6%減の10億円だった。新店効果で売上は伸びたものの、既存店ベースでは0.8%の減収だった。

提供元・DCSオンライン

【関連記事】
「デジタル化と小売業の未来」#17 小売とメーカーの境目がなくなる?10年後の小売業界未来予測
ユニクロがデジタル人材に最大年収10億円を払う理由と時代遅れのKPIが余剰在庫を量産する事実
1000店、2000億円達成!空白の都心マーケットでまいばすけっとが成功した理由とは
全85アカウントでスタッフが顧客と「1対1」でつながる 三越伊勢丹のSNS活用戦略とは
キーワードは“背徳感” ベーカリー部門でもヒットの予感「ルーサーバーガー」と「マヌルパン」