「あの海、今年はどんな感じかなぁ…」、「夏はどこに行こうかなぁ…」と考えているダイバーの皆さまへ、全国各地のガイドたちが今シーズンの現地の海情報を提供!

今回は、千葉県館山市にダイビングショップを構える「沖ノ島ダイビングサービスマリンスノー」の代表・岡本正和氏にお話を伺った。

編集部 ズバリお薦めの海はどこでしょうか。

岡本氏 やはり千葉県館山市の沖ノ島ですね。

【千葉県・沖ノ島】ダイバー必見!2022年夏、全国各地のガイドたちが薦める海はここだ! 連載No.1
(画像=沖ノ島、『オーシャナ』より引用)

編集部 沖ノ島の最近の海の様子はいかがでしょうか?

岡本氏 例年より水温が高くなり、年々サンゴが増えてきていますよ。

編集部 水温が高くなっているのですね!魚などはいかがでしょう。

岡本氏 水温が高いことで、浅場もサンゴだけでなくカラフルな魚が増えています。最大水深7mのビーチポイント「沖ノ島ビーチ」では、100〜1000匹のイワシの群れが圧巻です。

最大水深25mのボートポイント「沈船」では、イサキの群れやイワシを追いかけてきたイナダなどの回遊魚も見られます。オオモンハタやアカオビハナダイ、各種ウミウシなどは常時いますよ。

【千葉県・沖ノ島】ダイバー必見!2022年夏、全国各地のガイドたちが薦める海はここだ! 連載No.1
(画像=イサキの群れ、『オーシャナ』より引用)
【千葉県・沖ノ島】ダイバー必見!2022年夏、全国各地のガイドたちが薦める海はここだ! 連載No.1
(画像=沈船付近に生息するスジイシモチの群れ、『オーシャナ』より引用)
【千葉県・沖ノ島】ダイバー必見!2022年夏、全国各地のガイドたちが薦める海はここだ! 連載No.1
(画像=日露戦争で使われた水雷艇の窓、『オーシャナ』より引用)

岡本氏 もうひとつ、最大水深13mのボートポイント「黒根」には、1年を通してアカオビハナダイの群れが見られます。ハーレムを形成しているのかな…?と思っています。越冬したミツボシクロスズメダイやクマノミもいます。

編集部 1000匹のイワシの群れ見たいですね〜。最近はどういったゲストさんが多いですか?

岡本氏 経験本数が50本未満のゲストさんが多い印象です。夏は「沖ノ島海水浴場」で、8歳から65歳まで参加可能なシュノーケリングに特化しているので、親子でいらっしゃる方もいます。

編集部 ビギナーダイバーでも安心して楽しめる海なんですね!

岡本氏 はい、ビーチポイント「沖ノ島ビーチ」のエントリー口も岩場ではなく足場が安定した砂浜なのでビギナーダイバーでも楽に海に入れます。また、私たちのダイビングショップは少人数制で、流れも波もほとんどない穏やかな海で潜るので、どなたでも安心して楽しめますよ!

編集部 ビーチポイントでエントリーしやすいのは嬉しいです!
岡本さん、ありがとうございました!

東京や神奈川から2時間ほどで行けてしまう千葉県館山市の沖ノ島。ビギナーダイバーでも安心の海で、サンゴや魚の群れを楽しんじゃおう!

協力:沖ノ島ダイビングサービスマリンスノー

【千葉県・沖ノ島】ダイバー必見!2022年夏、全国各地のガイドたちが薦める海はここだ! 連載No.1
(画像=『オーシャナ』より引用)

提供元・oceanα

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