アイスの最需要期に向け、各社から新製品が続々
ファミリーアイスの期間通算の金額PIは9853円で対前年同期比1.9%減。ファミリーアイスは通常のパーソナルアイスでは量が多いという女性やシニアにも支持され、夕食後やお風呂上りなどの「ちょっと食べたい」ニーズに対応して安定した需要となっている。ファミリーアイスではロッテの「レディーボーデン」や井村屋の「BOXあずきバー」シリーズが好調だ。
アイスクリームの最需要期に向けて各社から次々と新製品が発売されている。井村屋では、しっとりとしたチーズケーキの上に、濃厚な食感のチーズアイス、香ばしいチーズソースを重ね合わせた「チーズテリーヌアイス」を発売した。森永乳業では、「MOWPRIME(モウプライム)」シリーズから人気フレーバーの〈クッキー&クリーム〉を新発売。北海道産のマスカルポーネチーズを使用したコク深いバニラアイスとビターで香ばしいココアクッキーをトッピングした。
フタバ食品は「サクレ」シリーズのパイン味を発売。甘酸っぱい果汁とたっぷり入った果肉が特徴だ。明治では「明治ブルガリアフローズンヨーグルトデザート」の販路を6月から拡大して発売。アイスならではの濃厚なコクとヨーグルトのさわやかな味わいを両立させた。
気温に左右されやすいアイスクリームだが、年間を通して消費されるデザートとしての地位を確立している。
提供元・DCSオンライン
【関連記事】
・「デジタル化と小売業の未来」#17 小売とメーカーの境目がなくなる?10年後の小売業界未来予測
・ユニクロがデジタル人材に最大年収10億円を払う理由と時代遅れのKPIが余剰在庫を量産する事実
・1000店、2000億円達成!空白の都心マーケットでまいばすけっとが成功した理由とは
・全85アカウントでスタッフが顧客と「1対1」でつながる 三越伊勢丹のSNS活用戦略とは
・キーワードは“背徳感” ベーカリー部門でもヒットの予感「ルーサーバーガー」と「マヌルパン」