名古屋シュヴィルツォクが2年間“出禁”?ドーピング違反で暫定活動停止中
(画像=ヤクブ・シュヴィルツォク 写真:Getty Images,『Football Tribe Japan』より 引用)

 明治安田生命J1リーグの名古屋グランパスに所属するポーランド代表FWヤクブ・シュヴィルツォク(29)は現在、ドーピング違反でサッカー活動禁止という暫定処分を科されている。そんなシュヴィルツォクは今後、長期間にわたり公式戦でプレーできない可能性があるようだ。15日、ポーランドメディア『スーパーエクスプレス』が伝えている。

 シュヴィルツォクは昨年7月に名古屋グランパスへ完全移籍。昨季はJ1リーグで14試合に出場して7ゴールをあげたほか、YBCルヴァンカップ優勝に貢献していた。しかし、昨年10月17日に行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝・浦項スティーラーズ戦後のドーピング検査で陽性と判定。アジアサッカー連盟(AFC)からは暫定措置としてすべてのサッカー活動が禁止されているが、現時点でも最終的な処分内容は発表されていない。

 そんなシュヴィルツォクについてはポーランドメディア『インテリア・スポーツ』が今年2月、クラブ幹部の顔触れが変わったことを理由に名古屋グランパス退団が濃厚と見解を披露。両者の契約期間を2024年1月までと伝えていた。

 『スーパーエクスプレス』は同選手が昨年12月、自身のインスタグラムアカウントで「僕は禁止されているドーピング物質を摂取したことがないことをここに宣言する。これまでのフットボールキャリアで何度か検査を受けており(2021年6月のEURO2020を含む)、過去の検査はすべて陰性だ。同時に、僕は適切なアンチ・ドーピング機関に全面的に協力する意思があり、本件を明らかにするためにあらゆる手段を講じることを宣言する」と身の潔白を主張していたことを紹介。

 その上で「今もなお、この事件は継続中だ。シュヴィルツォクにとって必ずしもポジティブな結果にはならないかもしれない。今後2年間、サッカー界から離れる可能性がある」と報道。新たに長期出場停止を科されるとの見通しを示したのだ。

 一方で『インテリア・スポーツ』は、ポーランド1部の強豪レギア・ワルシャワがシュヴィルツォク獲得にむけて、同選手の代理人に接触していると報じていた。ただAFCから数年間の出場停止処分を科された場合には、名古屋グランパスとの契約解除はもちろん、レギア・ワルシャワを含む他クラブとの契約が不可能となる。

 なお名古屋グランパスは今月1日、中国・重慶両江競技足球俱楽部でプレーしていたブラジル人FWレオナルド(29)の獲得を公式発表している。またMF前田直輝(27)については、オランダ1部ユトレヒトへのレンタル期間が先月30日に満了したものの、今月15日時点で名古屋グランパス復帰の公式発表は行われていない。

提供元・Football Tribe Japan

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