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超光速時代の幕開けになるか?

超光速時代の幕開けになるか?

人に安全な「ワームホール航法」の基礎理論が発表される
(画像=物理学会の権威ある科学雑誌にワームホール航法が立て続けに掲載されるのは非常に珍しい / Credit:Canva,『ナゾロジー』より 引用)

今回行われた2つの研究により、ワームホール航法が物理学の常識に反せず、人間にとって安全に実現できることが示されました。

もしこの2つの論文が正しければ、ワームホールさえ生成できれば、人間は銀河全域に進出できることになるでしょう。

現在ワームホールの生成方法は不明ですが、兄弟であるブラックホールのほうは見通しが立ちそうです。

現在人類が稼働させている粒子加速器は、理論的に極小のブラックホールを生成できると考えられており、世界各地でブラックホールを生成するプロジェクトが進行しています。

粒子加速器で生成されるブラックホールは非常に小さい上に短時間で消滅すると考えられているため、地球や太陽系が飲み込まれてしまう可能性はわずかです。

遠い将来、ブラックホールに続いてワームホールも生成できれば、人類は本当に星々の海に漕ぎ出すことができるかもしれません。

提供元・ナゾロジー

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