仕掛けの使い分け

複合メタルを使っているポイントでナイロンライン、フロロカーボンラインに変更するだけでも変化があり、オトリアユの泳ぎが変わって、掛からなかったアユが掛かることもある。

【2022年】盛夏のアユトモ釣り攻略 狙う時間帯とポイント別の釣り方
流れが緩やかな河川では泳がせがメイン(提供:週刊つりニュース中部版 武田英敏)(画像=『TSURINEWS』より 引用)

仕掛け図には完全仕掛け、イカリパックを掲載してあるが、もちろん仕掛けも自分で作成し、ハリも同じ号数でもハリハリスの号数を変えたり、ナイロンライン、フロロカーボンラインのハリハリスを使い分けたりもしている。

あの手この手で釣果を伸ばそう

釣りは面倒なことをして、「たられば」をなくせば必ず釣果は上がる。私自身も釣り始めて2時間とコンスタントに掛かっているときは、神経を集中させていろいろなことを実施できる。だが時間がたつにつれて体力的にも疲れてくると「1匹掛かってから」と、思ってしまう釣り師の悪いところが出てしまう。

教訓は「5分掛からなければ何かを変える」が大事だと思う。

盛夏の河川選択は、天然遡上のある河川に釣行しよう。そして事前に情報収集することも釣果に比例する。

【2022年】盛夏のアユトモ釣り攻略 狙う時間帯とポイント別の釣り方
最盛期のアユ釣りを存分に楽しもう(提供:週刊つりニュース中部版 武田英敏)(画像=『TSURINEWS』より 引用)

最後に最近は釣り以外のモラルとして、アユ疾病蔓延防止(冷水病対策)についても注意が必要だ。まず釣ったアユ、オトリアユは必ず持ち帰る。他の河川でオトリアユとして購入したアユ、他の河川で釣ったアユはオトリアユとして持ち込まない。使用後の釣り道具は、十分に乾燥消毒すること。

それでは盛夏のアユのトモ釣りを安全に楽しんでいただきたい。

<週刊つりニュース中部版 武田英敏/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース中部版』2022年7月1日号に掲載された記事を再編集したものになります。

提供元・TSURINEWS

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