くい周りでゲスト多発

やがて、ウキがよく動くようになった。しかし、正体はクチボソ。そこで小移動してヘチ際に沈む乱ぐい周りを探ってみる。くいの間、水深80cmにエサを落とすと早くも3投目に動く。しかし、勢いよく斜めに消し込むので本命とは違う。アワせると強い引き込みで17cmマブナが登場。

ウキがナジむ前にひったくるようなアタリで、7cm前後のクチボソが入れ掛かり。エサが底に落ち着くとチチブやヨシノボリも登場するありさま。

夕マヅメのテナガエビ釣りでメス主体に12尾手中【東京・都立水元公園】
(画像=ポイントの小合溜(提供:週刊つりニュース関東版APC・岩井一彦)、『TSURINEWS』より引用)

よくウキが動くので退屈することはないが、最初のポイントより本命の確率が低そうなので不安になる。元の場所に戻ろうと思っていた矢先、エビらしいアタリが出始める。ウキがピコピコと水中を横に移動し始め、護岸の壁際で静止。

9cmのオスをキャッチ

やがてウキが見えなくなるほど水中深く消し込まれたので聞きアワせると、竿先にコツンコツンと重みのある手応え。完全にハリ掛かりしたものと確信。引き味はよく良型のようだ。慎重に抜き上げると長いハサミを振りあげた体長9cmのオス。まだ脱皮したばかりのようで透明感があり美しい。

夕マヅメのテナガエビ釣りでメス主体に12尾手中【東京・都立水元公園】
(画像=良型のオスも釣れ出した(提供:週刊つりニュース関東版APC・岩井一彦)、『TSURINEWS』より引用)

その後、大小の本命がぽつぽつ程度に釣れ、ウキが見えなくなった19時すぎまでに体長4~9cm12尾釣って納竿。効率よく釣るには2、3本竿を出したほうがよさそうだ。当日はハサミの長いオスが少なく、メスが多かったので時期がまだ早いように思われた。やはり、梅雨が本格化する7月初旬からが狙いめか。

<週刊つりニュース関東版APC・岩井一彦/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
都立水元公園

この記事は『週刊つりニュース関東版』2021年7月9日号に掲載された記事を再編集したものになります。

提供元・TSURINEWS

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