アカハタ7連発
10時ごろ、どんよりとした黒い雲が近づいてくると、雨が降ってきました。空が暗くなったタイミングで平賀さんは、「ピカイチくん」緑点滅のオモリを使うと好反応。なんと、アカハタを7連続で釣り上げてました。
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それをまねして赤点滅を使ってみます。しかし、赤色への反応はイマイチ。「緑がいいのかな」と、発光体を付けてみました。
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すると、続けてアタリがきてアワせると、かなりの重量感。「これはウツボかな?」と思っていたら、35cm以上ある大きなミノカサゴが食いついてました。曇りや雨天時には水中ライトなど、アピールできる発光体も有効のようです。
「海のギャング」浮上
藤岡さんは「ウツボが釣れたら持って帰って食べてみたい」と、毎回この魚の攻撃に困るほどなのに、狙ってみるとなかなか釣れず、後半にようやく念願かなってキャッチ。”海のギャング”と呼ばれるほど凶暴なので、3人ががりで取り込むと、すぐに絞めました。藤岡さんは「とったどーっ!」と、一番の本命が釣れたと言わんばかりの満面な笑み。
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このあと、土砂降りになって正午に沖上がり。アカハタ、カサゴのほか、オジサンやミノカサゴにユメカサゴなどが釣れて五目釣りを楽しめました。アカハタは三日ほど冷蔵庫で熟成させると甘みが増すので、刺し身、しゃぶしゃぶ、酒蒸しで食したいと思います。
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<週刊つりニュース関東版 齋藤かおり/TSURINEWS編>
▼この釣り船について:ひろし丸
この記事は『週刊つりニュース関東版』2021年7月2日号に掲載された記事を再編集したものになります。
提供元・TSURINEWS
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