“令和の怪物”相澤隼人選手が武者修行として、先輩トップビルダーのトレーニングルーティンに挑戦するという月刊ボディビル誌の名物企画、ガチンコトレーニングバトル。今回は、男気溢れるハードコアなボディビルダー相川浩一選手とガチトレ。実際に行っている「背中」の種目の中から『ベントオーバーロウ(相川ロウ)』に挑戦していこう。

取材・文_月刊ボディビルディング

ベントオーバーロウ(相川ロウ)
狙う部位 : 背中全体

この種目は、普通のベントオーバーロウとはかなり違うフォームで行う。俗に言う「ダメなフォーム」である。しかし相川選手は、このトレーニングを試行錯誤を重ねた上で発見したとのことであった。

【筋トレマニア向け】トップビルダーが試行錯誤して見つけた背中全体に効かすフォーム
(画像=上背部を丸めて行うベントロウ。通称「相川ロウ」、『FITNESS LOVE』より引用)
【筋トレマニア向け】トップビルダーが試行錯誤して見つけた背中全体に効かすフォーム
(画像=上背部を丸めて行うベントロウ。通称「相川ロウ」、『FITNESS LOVE』より引用)

グリップ幅は、ベンチプレスと同じくらいの少しワイド気味に握る。普通のベントオーバーロウでは脊柱を軸に体幹を安定させて行うが、ここでは胸椎を丸めて行う為、軸が脊柱からハムストリングに移る。目線は下を向いたままであるが、ここで間違えてはいけないのが腹圧を抜くわけではないと言うことである。腹圧が抜けてしまうと腰椎の屈曲が過度に起こり腰を痛めてしまう為、ハムストリングの割合を増やした上で脊柱を固めことが大事になってくる。前傾の姿勢で上にバーベルを挙げる形のため上背部への刺激が強いが、相川選手自身は下背部のクリスマスツリーも、この種目で作ることができるとのことである。

【筋トレマニア向け】トップビルダーが試行錯誤して見つけた背中全体に効かすフォーム
(画像=「相川ロウ」に相澤選手も挑戦、『FITNESS LOVE』より引用)
【筋トレマニア向け】トップビルダーが試行錯誤して見つけた背中全体に効かすフォーム
(画像=「相川ロウ」に相澤選手も挑戦、『FITNESS LOVE』より引用)

支えを作る表現として仰っていたのだが、左のハムと右の菱形筋、右のハムと左の菱形筋を結びXの軸を作ることが重要となる。この表現は非常に理解しやすく、対角線で重量を受けるというイメージがカギである(相澤)

提供元・FITNESS LOVE

【関連記事】
筋トレ初心者必見!「筋トレメニューの組み方」トップボディビルダー2名が考えた特別メニュー
激痩せ法公開!驚きの”ビフォーアフター“8選
腹筋は毎日やるべき!?腹筋ワークアウトの頻度
肩トレで気を付けてほしい重要なこと
スポーツジムで聞きました!「みんなプロテインは1日何回飲んでいるの?」