背中の筋肉は、日常生活では意識して使うことはほとんどない。よって、鍛えることがより難しいと思われがちで、引き締まった逆三角形ボディを目指すのを諦めてしまっているかもしれない。しかし、練習や工夫でそれを克服できる術を教えてくれるトレーナーがいたら、カッコいい逆三角形ボディを目指せるのでは? 今回は、ボディビル世界王者に輝いた鈴木雅選手が、ダンベルを使った家でもできる背中トレーニングを徹底解説!

文:FITNESS LOVE編集部

〈前置き解説〉立った状態で行う「ベントオーバーロウイング」は、股関節を支点に上体を前に倒しますが、あまり倒し過ぎてしまうと腰を痛めてしまい、起こし過ぎると逆三角形を作る筋肉に効きづらくなってしまうので、最後にある鈴木雅選手の解説動画をしっかり確認して、上体ポジションなどを覚えましょう!

スタートポジション

1.両手にダンベルを持つ。

2.足幅を腰幅にする(足幅が腰幅の目安は、脚の付け根から踵までが真下に一直線に伸びている状態を言う)。

3.股関節を支点に、背中・腰が丸まらないように、少し深くお辞儀をするように上体を倒していく。

動作方法

1.ダンベルを手の平で包み込むようにして軽く握る(こうすることで、背中の筋肉がしっかり伸びる)。

2.胸を張り両肩を下げ、後ろ肘が体側の真横を通るように、少し速く肘を引いていく(脇が開かないようにする)。

3.背中の筋肉が収縮するところまで肘を引ききったら、0.5秒くらい止める。

4.1~1.5秒くらいかけてゆっくり肘を戻していく。