雑誌に登場するワイン好きの経営者のように、ブルゴーニュのDRCやボルドーの5大シャトー毎晩開けるほどの勇気はありませんが、ワインは好きで結構飲む方だと思います。
自宅には100本以上入るワインセラーもありますし、ワインセラー付きのバーのメンバーにもなっています。
最近は、ワインだけではなくウィスキーにもはまり始めました。こちらも高級品になればそれなりの価格ですが、ワインに比べればコストパフォーマンスは圧倒的に優れています。
また、ワインの保管は温度管理が非常に重要になります。セラーで保管しても輸送中の温度管理のリスクなどとてもデリケートな飲み物です。
一方、ウイスキーは、常温での保管が可能です。ボトルを開けてからも、常温で比較的長期間飲み続けることができ、その間の味の変化を楽しむこともできます。
同じアルコールでも大きな違いがありますが、共通するのは、自分で飲んで楽しめるだけではなく、将来のインフレヘッジとして投資対象にもなり得ることです。
私もワインとウイスキーを飲む用と投資用に分けて、購入・保管するようにしています。
共通するもう一つのことは、どちらも時間の価値を感じられることです。
ワインもウイスキーも時間をかけて熟成したものに深い味わいがあります。生まれた年のワインを飲んだこともありますが、自分と同じ年月ずっとボトルの中に入っていたと思うと、それを味わうことができることが奇跡のように思えてきます。
そしてこの時間は、どれだけお金をかけても買うことはできないのです。
だからこそ、品質の高い古いお酒には大きな価値を感じる人が多く、それが価格の高騰を招くのです。
お酒は誰と飲むかによっても大きく味わいが変わってきます。人の悪口や愚痴を言いながら良いために飲むお酒ではなく、未来を楽しく語りながらお酒の味をじっくり楽しまないと勿体ない。
今までは、漫然とお酒を飲むことが多かったのですが、これからはもう少しマニアックに2つの酒を極めてみたいと思います。
文・内藤 忍/提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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