ヴェルサイユ宮殿へ。2年半ぶり。観光客、完全に戻ってるね~。
今日の目的は、宮殿&お庭ではなく、”ブティック”の新作発表会。
パリの美術館は併設ブティックがどこも充実していて、各美術館のスタイルもしっかり取り込んだセレクションを展開している。企画展ごとに内装や商品も変えるところも多くて、とっても楽しい。美術館行くたびに、必ずブティックも覗く。
(個人的に一番好きな美術館ブティックは、ボブールこと国立近代美術館。MoMAのブティックと同じくらい、デザインセンス抜群のアイテムが並んでいる。)
まずはブティック。
宮殿内とチケットを買わなくても入れる外に大きなブティックがあって、ヴェルサイユ宮殿やマリ=アントワネットにちなんだものや関連イメージのものがたくさん販売されている。おぉ、日本の漫画も!王道”ベルサイユのばら”もおけばいいのにね。
宮廷生活を彷彿させるさまざまなアイテムの中で、新作、メゾン・バリュションとコラボしたシリーズがひときわチャーミング。メゾン・バルションは、テーブルアートやハンドバックなどでライフスタイルを演出する職人気質メゾン。
”王の植物図譜(Herbier du Roi)”と名付けられたモチーフは、ボタニカルなデザインと色合いがとてもきれい。ヴェルサイユ宮殿を作ったルイ14世は、植物が大好きで、宮殿敷地に作った菜園や果樹園を愛で、植物学の発展にも力を入れていたそう。ティータオルやクロス、欲しい~♪
もう一つの新作は、ロココな宮廷文化のかわいらしさたっぷり組み込んだ”ギャルリー・デ・モード(Galerie des Modes)”。リボンや羽、花のモチーフをふんだんに使った、ポシェットやアクセサリー、ステーショナリー。ヴェルサイユ土産に、たくさん買ってお友達に配りたい♪
ヴェルサイユ宮殿ブティックとオンラインでも販売。メゾン・バルションとのコラボアイテムは、ルーヴル美術館でも買えるそう。(オンラインショップはこちら)
ブティックを楽しんだあと、宮殿も少しだけ見学。王室礼拝堂、ようやく修復が終わってピッカピカになってる。
ブティック&宮殿を楽しんだ後は、グラン・トリアノン横の大運河に移動して草上のピクニック。
メゾン・バリュションコラボのクロスを敷いて、素敵においしいヴィーガンランチボックスに舌鼓。木漏れ日はうつくしく、そよかぜはここちよく、運河をぷかぷかしている鴨さんたちはかわいらしく、なんてのどかで心地よい時間。”こんな時代だからこそ、こういう喜び溢れるひとときが本当にうれしいねー”と、みんなしみじみ。
フランスのアート&アール・ド・ヴィーヴル(生活様式)を楽しむ、ヴェルサイユの1日。
編集部より:この記事は加納雪乃さんのブログ「パリのおいしい日々4」2022年7月1日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は「パリのおいしい日々4」をご覧ください。
文・加納 雪乃/提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
【関連記事】
・「お金くばりおじさん」を批判する「何もしないおじさん」
・大人の発達障害検査をしに行った時の話
・反原発国はオーストリアに続け?
・SNSが「凶器」となった歴史:『炎上するバカさせるバカ』
・強迫的に縁起をかついではいませんか?