A.油切れのほか、カレンダーディスクまわりのパーツ破損が考えられる

【Q91】デイト表示が半目の状態に。中で何が起きている?<時計のトラブル編>
(画像=カレンダーディスクが中途半端な位置で止まっている例。この場合、無理にリューズを動かさず、すぐに修理店に持ち込もう、『Watch LIFE NEWS』より 引用)

 写真のように、デイトの数字がズレて表示される、“半目”状態で時計が持ち込まれることがたまにあると修理技術者は話す。
 この場合、油切れ、もしくは日送り車のツメ、カレンダーディスクの歯といったパーツの破損が考えられるという。
 前者であればカレンダー周辺部のパーツへの注油などで済むが、後者の場合、当然パーツの交換が必要になる。
 汎用ムーヴメントであれば比較的パーツが出回っているため交換費用は抑えられるが、ロレックスなどの自社製ムーヴメントの場合1桁万円〜することもあるそう。
 修理技術者いわく、パーツ破損をなるべく防ぐためには、強い衝撃を加えないよう気を付けることも大切だが、カレンダーを早送りする際、リューズをゆっくりと回すということも破損防止につながるとのことだ。

文◎松本由紀(編集部)

提供元・Watch LIFE NEWS

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