1日のうちで何時頃にワークアウトを行うかは、その人のスケジュールによって変わってくる。実際、ワークアウトの時間帯によってどのような違いがあるのだろうか。
文:Sarah L. Chadwell, NASM-CPT 翻訳:ゴンズプロダクション
朝のワークアウト
研究によると、朝の時間帯はカタボリックな働きを持つコルチゾールと、アナボリックな働きを持つ成長ホルモンのレベルが高くなっている。このタイミングで運動を行うと、運動に必要なエネルギーは体脂肪を分解して作り出される。つまり、コンディションを重視しながら筋発達を目指す場合は、朝のワークアウトがベストタイミングと言えるかもしれない。
午後のワークアウト
高強度トレーニングを行うなら、ワークアウトは午後の時間帯が良さそうだ。また、筋力と筋量を増やし、総合的に体重を増やしていくことが現在の目的だという人も、やはり午後のワークアウトが適している。その理由は朝食、昼食、軽食によって身体には十分なエネルギーが補給されているためだ。朝の時間帯よりも消費できるエネルギー量が多いので、筋量増加・筋力向上を目的とした追い込み型のワークアウトがやりやすい時間帯だと言える。
夜のワークアウト
以前は、遅い時間帯の高強度ワークアウトは睡眠の質を妨げるという理由で推奨されなかった。しかし、最近は状況が変わってきたようだ。エクスペリメンタル・フィジオロジー誌によると、睡眠前に高強度の運動を行うと、質の高い睡眠が取れるという。また、睡眠前の高強度トレーニングで、寝付きが改善されるというデータもある。もしそれらが事実なら、以前ほど夜のワークアウトを敬遠する必要はなさそうだ。睡眠の質を向上させることができるなら、遅い時間帯のワークアウトはむしろ筋発達にはプラスになるはずだ。
提供元・FITNESS LOVE
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