損切りしない最大のデメリットは?
映画の損切りが出来ないことには思わぬデメリットが存在します。単に時間の浪費というだけでなく、「映画という対象そのものが嫌いになってしまう」ということです。
私は損切りをするようになる前は、つまらない映画が2〜3作品続くと映画が嫌になってしまっていました。「映画という娯楽は質が落ちた」とか「安い娯楽だけどつまらない」と、映画を見ること自体が嫌いになっていたのです。あなたも経験がありませんか?投資をして損失が続くと、「株!不動産!仮想通貨!もうこんなワード二度と聞きたくない!」と思い、友人から愚痴ばかり聞かされて「もう人付き合いなんてこりごりだ!」と。でも投資や人間関係そのものがダメなのではなく、たまたまダメだったものに付き合ってしまっただけですよね?
こうした考えになってしまわないよう、さっさと損切りをして自分に合うもの、必要なものとだけ付き合えばいいと思います。損切りをしないことで時間と意欲を失ってしまっては、それは付き合うだけ損というもの。上手な損切りができるように私もさらに腕を磨いて生きたいと思います!
文・黒坂 岳央/提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
【関連記事】
・「お金くばりおじさん」を批判する「何もしないおじさん」
・大人の発達障害検査をしに行った時の話
・反原発国はオーストリアに続け?
・SNSが「凶器」となった歴史:『炎上するバカさせるバカ』
・強迫的に縁起をかついではいませんか?