
浦和レッズは一部サポーターが声出し応援やブーイングなど「新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン」の違反行為を繰り返していることにより、周囲から批判を浴びている。その中、Jリーグ公式サイトにおける明治安田生命J1リーグ第20節・浦和レッズ対京都サンガの速報内容が物議を醸している。
Jリーグ公式戦をはじめ日本国内のプロスポーツでは新型コロナウイルス感染拡大を受けて、今もなお声を出す応援行為が禁止されている。しかしJリーグは先月から声出し応援の段階的解禁の一環として、一部試合での運営検証を実施。一部試合での「声出し応援エリア」を導入している。
ただ浦和レッズの一部サポーターは、運営検証を実施する前から声出し応援やブーイングを実施。今月2日の明治安田生命J1リーグ第18節・ガンバ大阪戦でも「声出し応援エリア」が設置されていない中で同様のルール違反を犯していた。
これを受けて、浦和レッズは試合当日の再発防止策として「オフィシャルサイトやSNS等を通じた啓発情報発信の継続実施」、「ホームゲーム時のスタジアムオーロラビジョンでの啓発情報発信の強化」、「違反行為への適時適切且つ毅然とした対応(即時退場を含む)」の3点を掲げている。
さらにクラブは、今月6日の京都サンガ戦キックオフ2時間前にも声明を発表。再度「Jリーグ新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン」の遵守徹底を呼びかけたこともあり、京都サンガ戦では声出し応援やブーイングなど目立ったルール違反は見られなかった。
しかしJリーグの公式の試合速報では、前半18分のMF松尾佑介(24)がピッチに倒れ込んだ場面について「松尾がピッチに倒れている。浦和サポーターが、プレーを切らない京都の選手に対し、声を出してブーイングを行っている」と速報。目立ったブーイングがなかったにもかかわらず、「ブーイング」という文言を盛り込んでいたのだ。
その後、文章は「松尾がアピアタウィアと接触した影響でピッチに倒れている」と修正されているが、一部の浦和レッズサポーターやJリーグファンからは「これは酷い」、「悪意しかない」、「ねつ造は良くないぞ」、「やり方が汚い」とSNSで批判が噴出。Jリーグに謝罪を求める声も上がっている。
声出し応援やブーイングにより、浦和レッズや一部サポーターに厳しい目が向けられる中、Jリーグ側は今回の問題についてどのような説明を行うのだろうか。
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