浦和・声出し応援問題の“悪者”は?本田圭佑が持論「馬鹿げたルールは…」
(画像=本田圭佑 写真:Getty Images,『Football Tribe Japan』より 引用)

 サッカー元日本代表MF本田圭佑(35)は6日、自身のツイッターアカウントを更新。明治安田生命Jリーグ・浦和レッズの一部サポーターが声出し応援やブーイングなど、「新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン」のルール違反を繰り返している現状に対して、自身の見解を述べた。

 Jリーグ公式戦をはじめ日本国内のプロスポーツでは新型コロナウイルス感染拡大を受けて、今もなお声を出す応援行為が禁止されている。しかしJリーグは先月から声出し応援の段階的解禁の一環として、一部試合での運営検証を実施。一部試合での「声出し応援エリア」を導入している。

 ただ、一部の浦和レッズサポーターは再三にわたり声出し応援やブーイングを実施。今月2日の明治安田生命J1リーグ第18節・ガンバ大阪戦でも「声出し応援エリア」が設置されていない中で同様のルール違反を犯すと、多くのJリーグファンや日本国民から非難を受けている。

 そんな中、本田圭佑は「声出し応援の件でそれぞれの登場人物に対して思うこと」とツイート。浦和レッズのサポーターに対して「気持ちは分かる。けどバランスが大事よ」と自身の思いを伝えると、Jリーグには「対応が難しいよね。想いは一緒なはずやから」と同情。

 その一方で日本政府には「馬鹿げたルールはすぐに変えて。遅い。システム変えなあかん」と苦言。そして批判をしている第三者に対しては「ルールはルールという考え方に終止符を打って」とメッセージを送っている。

 そして「ルールとは守らないと物事が成り立たなかったり、前に進まないときに必要なもの。ルールを変えたいならルールを守った上で主張すべきという意見が多いけど、僕の考えもそうです。筋が通ってるし。ただしその考え方だけが正しいと言えないようでは問題だなと思ってます。これは今回の件に限らず、日本の問題と言えると思います」と締めくくると、SNSユーザーから賛否両論が巻き起こっている。

 なお浦和レッズは、一部サポーターによるガンバ大阪戦での「新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン」違反行為をうけて声明を発表。「新型コロナウイルス感染拡大を防ぎながら公式戦の試合運営を円滑に行うことにより、愛するチーム・選手を鼓舞する声を再びスタジアムに取り戻したいと願う、Jリーグに関わるすべての皆さまのこれまでの努力と気持ちを裏切る行為であると認識しております」と遺憾の意を表していた。

提供元・Football Tribe Japan

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