哺乳類における磁気感器官の最初の発見

盲目のデバネズミは、「不要な目」で磁気を感じ取っていたと判明!
(画像=目で磁気を感じる遺伝子は他の生物に導入可能かもしれない / Credit:depositphotos、『ナゾロジー』より引用)

今回の研究は、哺乳類の特定の器官が磁気を感じ取るれることを示した初めての研究となります。

現在はまだ、目のどの細胞が磁気感受性を担当しているかまではわかっていませんが、研究者たちはある程度の予測を立てているとのこと。

磁気感受性のある細胞は、磁鉄鉱や磁性鉱石の粒子を内部に含んでいるはずであり、摘出した目を細かく解体することで、磁気を感知する細胞が特定可能だからです。

また磁気感受性とかかわる遺伝子を発見できれば、その遺伝子を他の生物に組み込み、磁気感受性を付与できるかもしれません。

そうなれば、いつか人間も磁気を目で「見て」判断できるかもしれませんね。


参考文献

theguardian


提供元・ナゾロジー

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