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外食売上高、5月は20.4%増でコロナ前の水準に近づく パブ・居酒屋は苦戦続く
(画像=日本フードサービス協会が発表した5月の外食売上高(全店ベース)は、前年同月比20.4%増だった。都内の繁華街で1月撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)、『DCSオンライン』より 引用)

 日本フードサービス協会が発表した5月の外食売上高(全店ベース)は、前年同月比20.4%増だった。4月の13.5%増からさらに売上回復の勢いが加速し、19年5月比では4.6%減とコロナ禍前の水準に近づいた。前年実績を上回るのは6カ月連続。

 業態別では、ファーストフードが5.7%増、19年比でも8.2%増と好調を維持した。行動制限が緩和されるなかでも、「洋風」を中心にデリバリーやテークアウトの需要が堅調で、売上を支えた。

 家族客が回復したファミリーレストランは、36.7%増と大きく伸びた。ただ、夜間の客足の戻りが鈍く、19年比では13.9%減だった。持ち帰りが堅調な「中華」と大型連休の集客が好調だった「焼肉」は、前年比、19年比ともプラスとなった。

 パブ・居酒屋は前年比では前年比で4.7倍に急拡大したが、前年は大都市圏で多くの店舗が休業していた反動増が主な要因で、19年比では45.3%減と依然苦戦が続く。法人需要と夜間の客足が戻らないため、回復に頭打ち感も出ている。さらに人手不足が回復の足かせになっている。

 そのほかの業態は、ディナーレストランが前年比2倍増(19年比10.8%減)、喫茶が31.4%増(同18.3%減)だった。ディナーレストランは夜間の客足、喫茶はオフィス街立地店の日中の客足が十分に回復していない。

提供元・DCSオンライン

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