【FIBAU16女子アジア選手権】決勝は前回オーストラリア戦敗戦から修正し僅差58-59で惜敗準優勝 素晴らしいパフォーマンス
(画像=『Jbasket』より引用)

【FIBAU16女子アジア選手権】決勝は前回オーストラリア戦敗戦から修正し僅差58-59で惜敗準優勝 素晴らしいパフォーマンス

大会最終日の決勝戦は日本vsオーストラリア。接戦で日本らしい速さとハードなディフェンスでオーストラリアを苦しめた。僅差とは正にこの試合の事の様だ。結果のみの世代では無く、前回負けた試合からしっかり修正して素晴らしいパフォーマンスを見せてくれたU16日本代表だった。

今大会は6月24日(金) ~ 30日(木)ヨルダン (アンマン)でFIBAU16アジア選手権が行われた。

FIBA U16 女子アジア選手権大会 2022 (アンマン) で行われていて日本がベスト4、準決勝進出により、FIBA U17女子バスケットボールワールドカップ ハンガリー 2022への出場権を獲得した。

6/30 (木)

オーストラリア🇦🇺 59-58 🇯🇵日本
1Q 17-14
2Q 12-12
3Q 13-18
4Q 17-14

<日本>

#55 田中 こころ 17得点(3p3/7)

#6 福王 伶奈 8得点 6リバウンド

#14 上野 心音 7得点

スターター(#6 福王伶奈、#15 黒川心音、#24 八木悠香、#55 田中 こころ、#91 深津 唯生)

オーストラリアは高さを活かしてインサイドに集めて得点していく。オーストラリアの強みのオフェンスだが、ここは適応していきたい所。最初からしっかりディフェンスを遂行して、一方的なランになってしまった前回から日本のディフェンスは修正されてハードに当たっていく。激しく当たる日本はターンオーバー、スティールを取り、9-9といい入りをする。リバウンドも大きいオーストラリアに絡んで素晴らしいパフォーマンスを見せる日本。

2Q入りもオーストラリアに得点させず、同点に追いつきオーストラリアはたまらずタイムアウト。日本のディフェンスが効いているが、オフェンスはリズムを掴めなく単調なってしまう時間帯もある。それでも離されそうになってもしっかりフリーを作ってスリーポイントを決めていく。26-29で折り返す。

日本は後半いい入りして、すぐに逆転して3点リードする。オーストラリアもインサイドでの日本のダブルチームにしっかり対応してダイブして得点していいプレーを続けていく。それでも日本のディフェンスはギアが上がってターンオーバーを誘いリードを保つ。44-42と日本がリードして最終クォーターへ。

日本のオフェンスのリズムが合わない時間帯が出て、ディフェンスもインサイドでフリーにさせてしまって逆転される。残り3分で5点差から、#55田中の連続スリーポイントで逆転する。日本のスリーポイントが大事な場面で炸裂する。お互い拮抗する展開から、残り13秒1点日本がリードでオーストラリアのフリースローで逆転され、最後のオフェンスでデザインしたプレーが出来ず試合が終わって58-59で1点差でオーストラリアが勝利して優勝を手にした。

日本は前回のオーストラリア戦を見事に修正して日本のやりたいバスケットをしっかり展開した。高さの面ではリバウンドは最終的に20本以上差がついたが、スリーポイントでは、オーストラリアは2/12で16%、日本は5/21 23%と悪かったがオーストラリアより上回った。ターンオーバー26もオーストラリアから奪い、日本はオーストラリアから11に抑えた。

一方、日本のシュートはペリメーター、いわゆるディープ2ポイントが多く、今後修正していきたい。ロースコアの接戦を落としてしまったが、次回U17ワールドカップで世界と戦う日本が楽しみになる。

【FIBAU16女子アジア選手権】決勝は前回オーストラリア戦敗戦から修正し僅差58-59で惜敗準優勝 素晴らしいパフォーマンス
(画像=『Jbasket』より引用)
【FIBAU16女子アジア選手権】決勝は前回オーストラリア戦敗戦から修正し僅差58-59で惜敗準優勝 素晴らしいパフォーマンス
(画像=『Jbasket』より引用)
【FIBAU16女子アジア選手権】決勝は前回オーストラリア戦敗戦から修正し僅差58-59で惜敗準優勝 素晴らしいパフォーマンス
(画像=『Jbasket』より引用)

U16日本代表メンバー

【FIBAU16女子アジア選手権】決勝は前回オーストラリア戦敗戦から修正し僅差58-59で惜敗準優勝 素晴らしいパフォーマンス
(画像=『Jbasket』より引用)

#6 福王 伶奈 (C / 193cm / 桜花学園高校2年)

#10 三次 真歩 (PG / 171cm /広島県立広島皆実高校3年)

#13 東 紅花 (SG / 159cm /福岡大学附属若葉高校2年)

#14 上野 心音 (GF / 176cm /聖和学園高校3年)

#15 黒川 心音 (PG / 164cm /桜花学園高校2年)

#23 大上 粋奈 (PF / 180cm /広島県立広島皆実高校2年)

#24 八木 悠香 (F / 176cm /京都精華学園高校2年)

#55 田中 こころ (SF / 171cm /桜花学園高校2年)

#77 榎本 麻那 (PG / 175cm /岐阜女子高校2年)

#80 山田 英真 (PF / 178cm /桜花学園高校2年)

#91 深津 唯生 (PF / 179cm /桜花学園高校1年)

この大会は、コロナで2021に開催される予定が今年の2022に延期になった為、U17ワールドカップが7月に開催される事も考慮されて2021年の出場規定になり、現在17歳でも大会エントリーできる事になっている。