惜しくもツ抜け届かず

ところが、ここでピタリとアタリが途絶えてしまった。刻一刻と迫りくる終了時間。新鮮なエサに交換してこまめに誘いを掛けるも反応はない。

順番に道具を片付けながら1本、また1本とサオが減っていく。そして最後の1本。リールを巻くと妙に重い。魚ではないが、この手応えは何だろう。そういえば今日は半夏生だ。タコだったらうれしいな。

しかし、水面に現れたのは、タコよりも足が3本少ないヤツ。動きの遅いヒトデがアナゴより先にエサを食うということは完全に時合い終了と見ていいだろう。となれば粘る必要もない。これで後ろ髪を引かれることなく諦めがついた。2ケタに届かなかったのは残念だが、遅刻することなく塾に到着できたのはヒトデのおかげだ。

堤防夜釣りで46cm頭にアナゴ9匹 短い時合いに集中【三重・霞ケ浦ふ頭】
(画像=46cm頭に9匹ゲット(提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)、『TSURINEWS』より引用)

釣果は46cmまでのアナゴ9匹。時合いこそ短かったが、久々に忙しいアナゴ釣りが楽しめた。

梅雨明け後も期待できる

堤防夜釣りで46cm頭にアナゴ9匹 短い時合いに集中【三重・霞ケ浦ふ頭】
(画像=煮アナゴは弱火でじっくり(提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)、『TSURINEWS』より引用)

例年、伊勢湾奥のアナゴは梅雨明けとともに釣果も下降線となるが、ここ数年は釣期にズレが生じているように感じる。少し前と比べれば状況は確実に良くなっているので、まだしばらくは期待が持てそうだ。

堤防夜釣りで46cm頭にアナゴ9匹 短い時合いに集中【三重・霞ケ浦ふ頭】
(画像=中骨は捨てずに素揚げで(提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)、『TSURINEWS』より引用)

霞ケ浦ふ頭は火気厳禁 ところで今回、ふ頭で目についたのがバーベキュー禁止の看板だ。四日市港周辺には石油関連施設も多く、またそうでない場所でも石油タンカーなどが停泊していることがある。

堤防夜釣りで46cm頭にアナゴ9匹 短い時合いに集中【三重・霞ケ浦ふ頭】
(画像=タバコも火気だということを忘れずに(提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)、『TSURINEWS』より引用)

バーベキューなど自分には関係ないというアングラーも多いと思うが、喫煙も同罪だということは十分に認識しておきたい。

<週刊つりニュース中部版APC・浅井達志/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
霞ケ浦ふ頭

この記事は『週刊つりニュース中部版』2021年7月23日号に掲載された記事を再編集したものになります。

提供元・TSURINEWS

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