ゴールドウインは7月1日、「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」の原宿エリア6店舗目となる「ザ・ノース・フェイス スフィア(THE NORTH FACE Sphere)」をオープンする。

1983年に1店舗目の「ウェザーステーション(WETHER STATION)」をオープンしてから39年。渋谷区神宮前のビル一棟を立て直してオープンする「ザ・ノース・フェイス スフィア」はランニングやトレーニングを軸とした初のアスレチックカテゴリーのフラッグシップストアだ。ウルトラマラソンやトレイルランニング、日常的なロードランからトレーニング、フィットネスアイテムなど、様々なシチュエーションやアクティビティに精通したスタッフによるサービスを受ける事ができ、多角的にランナーをバックアップするサービスを行う。

また、今回の建築を担当した澤田橋村建築事務所は、建物自体を環境に配慮した作りにしており、柱や壁を薄くする事で全体を軽量化することに成功。より少ない材料でより大きな空間を作るため、主要な構造にはブレース構造を使用し、環境負荷も軽減している。

「ザ・ノース・フェイス」では今までに、街中でもアウトドアを楽しむユーザーに向けに2010年にオープンした「ザ・ノース・フェイス スタンダード(THE NORTH FACE STANDARD)」、2011年に買い物の感覚が男女で違うことに着目した初の女性向けショップ「ザ・ノース・フェイス マーチ(THE NORTH FACE 3)」、アウトドアを普段やらない人に向け2014年にオープンした「ザ・ノース・フェイス キッズ(THE NORTH FACE Kids)」、自然と共生する価値のある在り方をを伝えたいという思いから2019年に「ザ・ノース・フェイス オルター(THE NORTH FACE Alter)」をオープンしてきた。

この厳しい状況下で新店舗をオープンすることに関して、逆境だからオープンを決定したわけではないという。2019年に物件の話があり、社内で進めている中でのパンデミック。しかしオープンを止めなかった理由に関しては、分断したものの再生を踏み出す第一歩としてこの「ザ・ノース・フェイス スフィア」が、ユーザーが戻ってくるきっかけになる場所になる事を目指しオープンしたという。

今回のオープンに対して、ゴールドウインの渡辺貴生社長は、「原宿の店舗のほとんどは借りているのですが、約40年間ゴールドウインを支えてくれた原宿という街で、しっかりと根を張っていこうという意味も込めて購入を決めました。様々な文化が入り混じり新しいカルチャーやファッションが生まれる唯一無二の街である原宿に、コンセプトの違うお店を展開するというのは、この街やこの街に来る人々に対して『ザ・ノース・フェイス 』の多様性やユニークさ、デザインの面白さというものを発見して貰えたらいいのではないかと思います」とコメントした。

ゴールドウインが一棟買い!原宿エリア6店舗目となるサステナブルを意識した「ザ・ノース・フェイス スフィア」がオープン
(画像=THE NORTH FACE Sphere 2F,『SEVENTIE TWO』より 引用)
ゴールドウインが一棟買い!原宿エリア6店舗目となるサステナブルを意識した「ザ・ノース・フェイス スフィア」がオープン
(画像=THE NORTH FACE Sphere 3F,『SEVENTIE TWO』より 引用)
ゴールドウインが一棟買い!原宿エリア6店舗目となるサステナブルを意識した「ザ・ノース・フェイス スフィア」がオープン
(画像=THE NORTH FACE Sphere 3F,『SEVENTIE TWO』より 引用)
ゴールドウインが一棟買い!原宿エリア6店舗目となるサステナブルを意識した「ザ・ノース・フェイス スフィア」がオープン
(画像=THE NORTH FACE Sphere 6F『SEVENTIE TWO』より 引用)
ゴールドウインが一棟買い!原宿エリア6店舗目となるサステナブルを意識した「ザ・ノース・フェイス スフィア」がオープン
(画像=THE NORTH FACE Sphere ,『SEVENTIE TWO』より 引用)

文・岡本湧/提供元・SEVENTIE TWO

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